こころあそびの記

日常に小さな感動を

除夕(大晦日)

 

 寒気が日本列島に近づいて寒の底らしい一日になりました。

 今日は旧暦でいう大晦日。明日が旧正月になります。

 日本でも明治に暦の変更がなされるまでは、旧のお正月はみんなの意識の中にあったはずですが、今は、その日を中国からの旅行者の数で知るという具合ではないでしょうか。

 

 

 中国の春節祭の連休は今日から八日間続きます。

 どの国であっても、お正月はうれしいものです。その表現の仕方が、日本は静、中国は動、と対照的でお国柄とは面白いものです。

 

 

 さて、近頃、物騒な事件が多いようですが、これも春のなせる業というと、そんなバカなと思われるかもしれません。

 「木の芽時」には少し早いようですが、この寒くなりきらない春まがいのお天気は、自律神経を乱れさせます。

 寒暖差や気圧差が体にそこまで影響するとは驚きです。

 心臓がドキドキして血圧が不安定になったり、消化力が落ちたり、手足が冷えたりして、この時期を越えて行かねばなりません。

 

 漢方を習い始めたとき、「春は眠りから醒めるときです。皆さんは夜眠りにつくのと、朝起き上がるのとではどっちがしんどいですか」と尋ねられたことがありました。

 そう。春は一年中で一番立ち上がりのエネルギーがいるときです。

 それに失敗したら、頭がふらふらしてボーッとして、よからぬことをしてしまうのです。

 

 

 対策は、朝晩のメリハリと、睡眠時間の確保です。

 東洋医学「子午流中」を見ると、面白いほど体の働きに合致しています。

 夜11時には就寝する。というのはホルモンが出る時間だから。

 その後、夜中に血の巡りを肝がなし、そろそろ起き出すころに肺が活発になって酸素を確保。同時に、昨日の排泄物を大腸が準備します。

 各臓器のなんとうまく働くことよ。

 わたしの場合、少なくとも寝る前の三時間は食べないというルールが守れず、胃の不調を実感するはめに陥ったりしています。体内時計に反する生活で不健康を作り出す、だめな婆さんです。

 

 誰に命令されることもなく自主的に働いてくれている私たちの体は宇宙そのものだと思います。

 老体になって初めてわかる精巧さです。