
連翹の色鮮やかに花曇り
昨日は“やよいつごもり(弥生晦)“、今日から四月とは早いものです。
とはいえ、寒の戻りの最中にあって、東京では一旦しまいこんだマフラーや冬物コートを引っ張り出さずにおれない寒さだとか。その点、大阪は峠を越して風のない穏やかな一日となりました。
それでも、あと数日は低温の日が続くようですから気をつけて。
漢方の春の養生に「衣服を急に春物に替えないこと」とあります。これは、春という季節が不順であるから、衣替えを急がないという警告です。
事実、職場の若い人も、薄着にして風邪をひいたと聞きました。
春色のファッションを纒うのはお天気が安定する日までお預けにして自分を守りましょう。

朝から千里中央公園に春を探しに行ってきました。
毎年、楽しみにしているコブシの大木が、周りの桜の花に同化して、あわや、見落とすところでした。
園内に1本だけ。しかも出会えるのはこの数日だけ。今年も見られたことで幸せな気分に浸れたことです。

染井吉野が、早い木で八分咲き、中には開花準備中のものもあるなかで、すでに意気を吐いているのはオオシマザクラでした。
緑の葉っぱと白い花という清楚な調和が、日本の固有種であることを表しているように感じる優しい桜です。

こちらの大きな木に垂れ下がるのは花?
クヌギでしょうか。足下に積もった落ち葉の形からそう推測しただけですが···
この大木のある林が好きで、いつも遠回りして寄ってみることにしています。今日は、このあたりで、鶯の初鳴きを聞くことができました。
木々の芽吹きと小鳥の鳴き声。春が始まりそうですね。

こちらは、春の店じまいとばかりに枝をしならせて花を付ける山茶花。
鳥たちに顔を突っ込んでもらうスペースもないくせに、大量に花を咲かせる理由は何なのでしょうか。
人間を喜ばせるため?そんな計らいが自然にあるとしたら、もっと謙虚になれと教えられている気がしてきます。

ラクウショウの木の下に座って一服。
落ちている実の欠片を一つ拾って嗅いでみても全く臭わないのに、あたり一面にラクウショウの実の匂いが漂っています。
深呼吸して、あの爽やかな匂いを味わい尽くしました。
花冷を閉ざす玻璃戸の明るさよ 汀子
陽光が日ごとに明るさを増してきます。やわらかな心地で養生いたしましょう。