こころあそびの記

日常に小さな感動を

婆ばか

 

 雨が今にも降り出しそうだった昨日の夕方、ないことに孫が散歩に行こうと言い出したので水月公園まで行ってみました。

 斉芳園の入り口近くに一本ある枝垂れエンジュの葉の繁り具合が夏の花の楽しみを予感させたことです。

 

 

 その近くには雲南萩がちらほら咲いて、近くて遠い大陸の風情を感じました。

 

 

 菖蒲園では先日まで一輪も咲いていなかったのに、一種類の開花を見つけました。

 

 

 その名は「浜風」。これぞ菖蒲色です。海辺に吹き渡る風を思って名付けられたのでしょうか。

 それにしても、菖蒲に付けられる名前のなんと風雅なことでしょう。いつも、一枚一枚の立て札に書かれた名前を見ながら感心するばかりです。

 江戸系と肥後系。

 つまりは、お江戸の御殿で御殿様たちが鑑賞された花だとわかります。

 細川家もこの花を好んで交配させ、品種改良された由。先年、肥後細川庭園で講座を拝聴しましたのに、園内を散歩したことしか蘇らないとは情けないことです。

 細川大臣お元気かな。菖蒲を見るたびに思います。どうぞお元気にお過ごしください。

 

 

 公園に行くまでの道で、孫が「なんか匂ってる」と言いました。

 「あれがみかんの木だよ。ほら歌にあるでしょ。”み〜かんの花がさぁいている♫って」。

 「それ、知ってる。手遊びのやつ。忘れたなぁ」

 「1.2.3♪1.2.3♪と、三拍子やん」

 「そっかぁ」

 と、道端で手遊びしたりして。

 

 

 園内の梅が実をつけていますので「梅の実を取らないで下さい」とロープが張られています。

 「うちの実の方が大きいね」と孫娘。

 決してそんなことないのに、そう言いたくなる気持ちは分かります。かわいい欲目を子どもらしいと思ってしまった婆ばかです。