こころあそびの記

日常に小さな感動を

丹波篠山そぞろ歩き

 

 今日は丹波篠山ウォークに行ってきました。

 ご一緒してくださったのはT先生です。一枚目の写真は、彼女のお嬢さんのお名前である「マユミ」の実です。見た瞬間、池田城址に植わっている“まゆみ”はもう色づいているだろうかと思いが飛ぶのは、星の王子様から教えてもらったからかもしれません。

 だって、私、薄情者だから、以前はそんな見方感じ方はできない人でしたもん。

 片や、こんなかわいい実のなる木を娘さんに名付けた彼女の母心を愛おしく思ったことでした。

 

 

 彼女は、植物をよくご存知です。

 途中、ふと、路地の中を覗いたらオレンジ色に色づいた実が見えました。

 「あれは何?」

 「あれは”くぼがき“かな」

 丸ごと食べれる小さな柿で、近頃は料理屋さんからも引き合いが増えていて、別名、”ベビーパーシモン“というそうです。

 種無しと甘さを受け継いで突然変異したとか。

 初めて見た柿でした。

 

 

 今日は木曜。定休日のお店が多いせいか、人通りはまばらでした。

 悲しむなかれ!

 いつもはオーダーストップで入れないお蕎麦屋さん「花格子」で、穴子の天ぷら付きのお蕎麦をいただくことができました。

 あつあつで出して下さった対馬産の穴子の身が厚くて、フーフーしながら美味しくいただきました。もちろん、お蕎麦もね。

 

 

 小田垣さんも、本日は喫茶休業。

 店の前の鉢植えに黒豆の鞘を付けた苗が、青々しているのはさすがでした。

 静かな店内を見せてもらっていましたら、

 「もうすぐ”〜“が取材に入られます」と店員さん。「あっ、出たほうがいいですか?」「いいえ、居てくださってもいいんですよ」とやりとりあり。

 “〜”が、自分の観てない番組だったので失念してしまいました。

 

 

 お店を出たところで、その取材陣に遭遇。一番前の緑色のシャツを着た人が誰なのでしょう。彼が主役の番組の放映は10/30らしいです。

 丹波篠山に、テレビクルーが頻繁にやって来るのは視聴率を考えてのことでしょう。

 つまりは、篠山が不動の人気を誇る観光地の証拠ですね。

 お店を覗くわけでもなく、買い物したわけでもないのに、心穏やかになれました。

 

 

 往復2500円ほどの6時間の旅。

 こういう近場のミニ旅行を楽しみたいものです。