こころあそびの記

日常に小さな感動を

秋霖

 

 列島南岸に秋雨前線が停滞しているうちに、季節は一挙に進みました。

 

 

 イチョウがこんなに色づいて、

 

 

 銀杏だって鈴なりになっていましたし、

 

 

 柿も桜もケヤキも色づいて、来週あたりから駆け足で晩秋に模様替えの天然です。

 

 

 気にかけているアメリカキササゲ。大きな葉っぱの色が褪せてはきましたが、辛うじて枝に留まっているところでした。

 生きるということは、毎日変化するということなのだと教えられます。

 落葉するまでに会えてよかった。

 

 

 途中、真っ赤なポロシャツに迷彩柄のキャップといういでたちの女性が向こうから歩いてこられました。

 「おはようございます」

 「おはようさん。かわいいワンコですね」

 犬は、いつも会話の端緒を開いてくれます。

 「毎朝、散歩されているのですか?」と始まった会話から、今日は脳梗塞のお勉強をさせていただきました。

 「私、もう3回も脳梗塞してるの」

 「ほんとうですか?」

 1回目はもう十年以上前だったみたいです。

 郵便受けから取り出した郵便物を、何度、左手に乗せても落ちたので、異変に気づいたといいます。

 「部屋に戻ったら、左腕から手先まで、動かなくなってたの。それが金曜日だったので休診日をさけて月曜日にお医者さんに行ったら、なんで直ぐに来なかったのかってね。叱られちゃった」

 そのあと、2回起こしたけど、薬を服用していたおかげか、発作の度に範囲が狭くなってきて今に至ったと、明るく元気にお話くださいました。

 「それで歩いておられるのですね。ほかには?」

 「ラジオ体操第一、第二は毎朝続けてるけどそれだけ」

 年齢をお伺いしても良いものかと迷ってる私を見越したように、

 「私、84歳よ」

 ひぇ~。

 赤いシャツは元気のしるしです。私も赤シャツを買いに行こうと思ったくらい気持ちのいい闘病記を聞かせていただきました。