
梅が黄色に熟す頃に降る雨だから「黄梅雨」。
先ごろ読んだ本には、梅の葉は葉桜に遅れて茂ると書いてあって、昔の人は花を愛で終わった後の樹木の様子まで観察していたのかと、我が目の観察の甘さを思い知りました。
そう言われてみれば、梅の葉がもりもりに茂るのは、桜が木陰を作るようになってからです。
剪定を免れた枝々にたっぷりと葉が出揃った頃から実が育ち始めます。
そして、今。
次々に落ちる黄色く熟した実を愛犬が目を盗んでは頬張って、こぼさないよう上を向いてそれは美味しそうに食べています。
梅を生で食べて大丈夫?と、ずっと心配しながらも、見過ごしてきましたが、先日、YouTubeで「熟して自然落下した実に毒はありません」と教えてる人がいて、安堵したことです。

今朝、梅ジャムの作り方が目に飛び込んできたので、一念発起。犬ころが拾い食いしてる横で、争うように落ちた身を拾って、ジャムを作りました。
まぁ、雑いことこの上ない性格なもので、滑らかなというわけにはいきませんが、明朝、梅ジャムヨーグルトを出したら、驚いてくれるかな?ドキドキ。
ジャム作りの楽しさは煮詰めている時の匂いですよね。そりゃぁ、苺には負けますが、時節に合わせて授けられたような甘酸っぱい匂いと味が、この時期の身体を守ってくれるように感じています。

娘が作ってる梅シロップ。
今年は豊作なので、作っても作ってもなくならない。お隣にお分けしたり、息子家族が取りに来たり。一本の梅がこんなに役立つ木になるとは、父も母も知らなかったでしょう。だって、二人はそんなことに興味がなかった。というか、戦後の一時期は、豊かさとは何かがまだ整理できていない時代だったのかもしれません。
今、人々は何に豊かさを思っているのでしょう。
現代人が求めている食べ物だって、衣類だって、化粧品から身の回りのものの殆どは、非常時には不要になるかもしれないのに、物に囲まれた刹那の幸せを求める。
そんなふうに生きられる時代が幸せにはちがいないのですが···

いっとき、真夏日だと騒いだ気温も落ち着いて、今日は梅雨寒です。
これからしばらくの不順をうまく越えて行くためには、仕舞いかけた長袖上着や、足下を温める電熱器も使いましょう。
お水の摂りすぎは要注意。洗濯物の乾きが悪いという言葉の、「洗濯物」を「身体」と入れ替えると分かるように、梅雨は身体の水もたまりがちになります。
身体を重く感じる日も、できることなら汗をかきに家の近くを歩きましょう。
汗をかくことは、西洋医学では水分とミネラルが失われると教えますが、東洋医学ではプラス「気」が同時に損なわれるといいます。
ですから、運動はほどほどに。
そして、スイカや冬瓜、緑豆、ハトムギなど排水を助ける食材を用いた献立も役立ててみてはいかがでしょう。