こころあそびの記

日常に小さな感動を

”IKEDA文化DAY“にめぐり逢い~

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 お天気の特異日が続きます。
 空を見上げた誰もが「いいお天気!」と叫びたくなる好天です。
 五月山の紅葉を目当てに出発しましたが、生憎、駐車場が満車で、行き先を池田城跡に変更せざるを得ませんでした。
 そのおかげで、お得な一日になりました。
 池田城跡公園の入り口で、今日は池田市内のスタンプラリーが開催されていることを教えられました。
 さっき見かけたご夫婦がやけに急いでおられた理由が分かりました。陽はまだまだ高いのに・・・
 さて、池田城がこんな所にあることを教えてくれたのは、昔の職場の同僚です。池田駅から逸翁美術館までは歩いても、もうひとがんばりして坂道を上ってお城まで来るのは知った人だけではないでしょうか。
 さすがに、池田城主が選んだ場所だけあって、陽当たりも最高。幼稚園の遠足組が一団、芝生でお弁当を広げているのみ。和やかな空気が流れる朝でした。

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 せっかく、ラリーマップをもらったことですし、逸翁美術館に立ち寄ってみました。小林一三さんのイラストスタンプを押してもらったら、美術館員の方が中に招き入れてくださいました。なんと、スタンプラリー実行中の人は、入場無料だったのです。
 「鈴木華邨展」を拝見できました。前から、阪急電車内のつり広告の青いポスターが気になっていたのです。その展覧会に無料招待なんてラッキーなことでした。
 鈴木華邨さんの絵は小鳥や犬が描かれていて、観る者の心を緩ませてくれるものでした。
 それにしても、画家の根気に驚きます。
 一流といわれる人は、どんなに努力してもそれを努力とは思わない。楽しかったとおっしゃいます。そこが、凡人との違いかと、彼の筆デッサンを感心して見て回りました。
 最後に、小林一三記念館のお庭を散策していたら、窓越しに、フレンチレストラン「雅俗山荘」でお食事されている方々が見えました。
 ドレスコードがあるのでしょう。正装した皆様の姿が、そこだけ、小林一三さんが愛された世界のようでした。

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 今日の同行者は娘です。
 我が娘でありながら、あっちも大人ですから気楽とばかりはいきません。
 ですが、ものに対する感性が共鳴した時には気楽さゆえに心の解放感は倍増するのです。
 二人で出かけたのは何年ぶりだったかな?
 あの子もようやく子育てに一段落ついたということでしょう。