こころあそびの記

日常に小さな感動を

2021-02-01から1ヶ月間の記事一覧

「けったいな町医者」を見てきました

今日はちょっと重いお話 「けったいな町医者」という映画を見てきました。 これは兵庫県尼崎市の開業医、長尾和宏先生の日常ドキュメンタリーです。 ”医療は往診である“というところに辿り着いた先生の生活をカメラマンがついて回って完成させたそうです。 …

早春賦

「早春賦」 春は名のみの 風の寒さや 谷の鶯 歌は思えど 時にあらずと 声も立てず 時にあらずと 声も立てず 氷解け去り 葦は角ぐむ さては時ぞと 思うあやにく 今日もきのうも 雪の空 今日もきのうも 雪の空 春と聞かねば 知らでありしを 聞かば急かるる 胸…

ふたたび鬼に会いました

2月も終わりそうになって、いつもお世話になる高齢者施設の入り口にある「節分」の掲示板にようやく気づきました。 黒豆の豆がら=揺らすと音がする 火にくべるとパチパチという音 ヒイラギ=トゲトゲした葉 杉=空気を浄化する 南天=難を転じ福を呼ぶ 赤…

山椒魚み~つけ

「昨日とは打って変わって、今日は寒さがぶり返します。コートを忘れずに!」 お天気キャスターの活躍しがいのある三寒四温がこの先もしばらく続きそうです。明るくなってきた陽光に騙されないで、上着を持って出かけましょう。 衣を更に着るから如月。あま…

つらつら椿

お水取りの行事が始まったと耳にしました。3月13日の籠松明の勇壮さがニュースになりますが、実はその一ヶ月以上前から準備がなされます。 クライマックスが行われる二月堂は入場禁止ですが、堂内を埋め尽くすのは椿の花です。行事期間を保たせるために和紙…

五輪に向けて

「できないのではなく、どうしたらできるかを考えほしい」 体操の内村航平さんが去年話されたこの言葉の持つ意味の重さをずっと胸に隠してきました。 もちろん、オリンピック開催の意見を求められての発言でしょうが、彼の生きる姿勢は常にこうなのだろう感…

大丈夫!

今朝のNHKテレビでチューリップの財津和夫さんの近況がレポートされていました。 彼はまさに団塊世代のスターです。 「心の旅」 「虹とスニーカーの頃」 「さぼてんの花」 真似ができそうでできない繊細な歌詞の虜になったものです。そして、そのメロディー…

梅が香に

自粛生活が長くなりました。体の不調を訴える方はその原因が巣籠もりにあることを自覚されています。身体機能低下だけでなく心に鬱積するストレスが原因です。 動物というくらいですから、動き回ることがその習性です。じっとしていては体の機能を退化させて…

「七宝粥」

府立大学でご縁のできた中国出身の先生に「七宝粥」について教えてもらいました。 中国の人は小さい時から旧暦で生活しているので、身体が季節と共にあるといいます。羨ましいお話ですが、その先生でさえもご自身の83歳のお母様の生活感覚は旧暦通りとおっし…

令月です!

ポストに自分宛のお便りを発見!オオルリと前島密さん、ご苦労様でした。 表にはシールのチューリップ、裏にはチューリップの絵柄という葉書に発信者の気遣いを感じて、心ほころぶ思いがしました。 お葉書の主は観梅のご報告を下さいました。 令和という年号…

雪舞う日に

『 雪 太郎を眠らせ、太郎の屋根に雪ふりつむ。 次郎を眠らせ、次郎の屋根に雪ふりつむ。 』 昨晩、友人とメールのやりとりをしました。 我が家にコゲラという小鳥がやってきたという話から、 「私も、近ごろ、小鳥の声が聞こえるようになってきたけれど、ど…

「春捂秋凍」

春爛漫になるためには気温の不安定さというハードルを越えねばなりません。 確かに昨日一昨日の5月の陽気から一転、今朝の寒さはどうでしょう。 風が雨戸を揺らす音に目覚めて外に出てみたら、真っ暗なスクリーンに寒い朝ならではの星々の瞬きが美しくて見…

木の芽起こしの雨

「くれないの 二尺伸びたる薔薇の芽の 針やはらかに 春雨の降る」 正岡子規 この季節には必ず思い浮かべる好きな歌です。 今日みたいに静かな春の雨に濡れている薔薇をこんなに正確に忘れ物なく詠み込める子規は、やっぱりすごい人です。あの横顔の肖像写真…

こんな日だから・・

ちぎれ雲が青空にポッカリ浮かんで、オーイ雲よ!と呼びかけた詩人の心になりきれるような朝です。 こんな日だから、楽しいお話をしましょう。 これさえ見ればハッピーになれてしまう内緒話です。 それはね、三國シェフのYouTubeです。あの笑顔、あのキャラ…

水仙の香り

水仙の季節になりました。 あちこちの水仙郷でも春風に目を覚ました花たちが、いつもの年と同じように咲いている情景が彷彿とします。 人が来ないからサボりましょうはないのが花たちの信条です。自然の中で生きるすべての生物は太陽の循環に従っているので…

新年快乐

新年明けましておめでとうございます。 真夜中にふと目覚めて時計を見ると、ジャスト零時でした。こんな事あるんですね。体と天の気が一致したようで、吉事が始まる予感にうれしくなって、そのまま寝入ってしまいました。 今日は旧暦のお正月、春節です。 何…

柔らかに生きたい

理学療法士の方から誇らしげに聞かされた話に一抹の不安を持ちました。 「身体を動かしながら頭も使う事は脳の老化予防にとても良いから、施設でも積極的に採り入れています」 「あっ、それ知ってます。踏み台昇降しながら計算したりジャンケンしたりするん…

いい子に育て!

今日は陽光があたりにに満ち溢れていました。その証拠に、お大師様もこんなに光を纏っておられて、今日お参りに来て良かったと思いました。 8歳の男の子のこんな詩が「朝の詩」に取り上げられていたのは一週間ほど前でした。 《それはムリ》 ママのおひざに…

空と海と

人は、誰でもそれぞれに心に沁みる言葉や情景を持っているように思います。その言葉の持つ雰囲気に浸るとき、自分だけの世界の中で幸せいっぱいになります。 私の場合のキーワードは「永遠」です。本を開いたとき、もし「永遠」を連想できる言葉が目に入って…

私流・中国ドラマの見方

去年、「月に咲く花の如く」が面白いと教えてもらってからというもの、ずっと中国ドラマにはまっています。あれから何本見たことでしょう。1本75話なんてざらにあるので、何時間を費やしたことかお恥ずかしくなります。 豪華な衣装、家具調度品、庭園のつく…

啓蟄には少し早いけど・・

朝の散歩道。菜の花畑に埋もれるようにして、作業されている方がありました。 「おはようございます。何をなさっているのですか?」 「芽を摘んでいるのです」 「どうして?」 「塩漬けにするんです」 予想に反して、優しいお声でしたので、ついでに植え付け…

乙女座気分

夜明け前の漆黒の闇、という言葉には後一息だよ!という捉え方が多いようですが、その暗さゆえに星の美しさが際立つ時刻ですと教えてくれたのは、藤井旭著「夜明け前の星空」という本でした。 この楽しみを満喫するには一年のうちで今が一番良いときです。何…

映画「花束みたいな恋をした」

体のマッサージより心のマッサージが大切とばかりに、話題の映画「花束みたいな恋をした」を見てきました。 この映画が鬼滅の刃を抜いたのは偏にこのキャッチーな題名のせいだろうと、うまく乗せられた私は思うのです。 ラブストーリーという甘い響きは何よ…

身体を目覚めさせるもの

朝一番のお楽しみは朝刊一面記事のうち「朝の詩」と「朝焼けエッセイ」から始まります。 トップ記事の政治、経済や国際問題でなくてごめんなさい。全社をあげてそれらの記事に注力された方々のご苦労が目に浮かぶ思いがして、ありがたく読ませていただいてい…

立春大吉

昨夜のこと。 孫たちが嬉しそうに“鬼滅の刃”のお面を被って見せてくれました。聞くと、パパとママがダウンロードしてプリントアウトしてくれたとか。 子ども達を心豊かに育てることに手間を惜しまない親達の姿をありがたく思ったことでした。 ところで、孫た…

青鬼さんの心

今日は節分。 立春、立夏、立秋、立冬。それぞれの季節の区切りを迎える前の18日間を土用として、変化に備えるための養生期間とした先人の思いやりを感じます。 即ち、今日は冬の土用の最終日。皆様、春を迎える準備はよろしいでしょうか。 今年の節分が2月…

アップルパイ

早くも2月に入りました。コロナ、コロナでお正月もそこそこに1月が行ってしまった感じです。 地上の騒ぎをよそに、太陽は怠りなく巡っています。春が近づきましたよと遠慮気味に発信しているお便りを受け取っておられるでしょうか。。どこにどこに?と春を…