こころあそびの記

日常に小さな感動を

雨の中のいのちに学ぶ

七十二候「梅子黄」。誰が命令したわけでもないのに、6月半ばをもって我が家の梅も色づき熟してきました。 こんな梅の実のかわいい色合いを絵に表現できる人が羨ましい。黄緑色のお尻に紅を指している子もいて、これが描けたらどんなに楽しいだろうかと無念…

酸いも甘いも

昨日は旧暦の5月5日、端午の節句でした。 中国では粽を食べたり、菖蒲と蓬を門に飾って災い除けにするそうです。 日本にも伝来して根づいた様子が、枕草子に記されています。「節は五月にしく月はなし。菖蒲、蓬などのかをりあひたるいみじうをかし」とあ…

稲葉香さん

稲葉香さんから『極寒のドルポ越冬 122日間の記録』という著書がようやく届きました。 随分前に、道上洋三さんの「おはようパーソナリティ」に出演されてお話された内容が素晴らしくて、どうしても欲しいと思っていたご本でした。 稲葉さんは千早赤阪村にお…

ほどける蕾

朝から、娘が涙を拭いながら何かを読んでいます。 「感動するわ」 「何に?」 「みんな、すごい!」 塾が発行した『合格体験談』でした。 この春に高校受験を経験した中学生は、昨年発生したコロナを乗り越えた子供たちです。ハプニングに流されず、自分を見…

はるかな尾瀬

NHKラジオ「山カフェ」を聴かれたことはありますか? 小学生の頃の登山遠足ではいつもビリで、先生を困らせていた私ですから、山に登れるほどの体力がないと諦めて、このラジオにも興味がありませんでした。 ところが、今朝は「尾瀬沼」からの中継ということ…

インタビュアー

老後はもう一度学生したいなぁと常々うそぶいていましたら、先日、何を勉強したいの?と訊かれました。果たしてこれ!というものがありません。困ってしまいました。 探求したいものがあるわけではないのです。ものを見るとき、もっと温かい心で見られるよう…

水無月

陽性のというか、男性的といってよいのか、今年の梅雨は今のところ過ごしやすく経過しています。 朝日の中で泰山木が見事に開いていました。高い所に咲くことの方が多いため、写真におさめるのは難しい花です。しかも、開いたら直ぐに朽ちていきます。 です…

涙が溶かすもの

一本一本、植えつけられたらときには、あんなに儚げに見えた苗が、みるみる逞しい株に成長していきます。 それを毎朝楽しみにしています。 先日、通りがかった家庭菜園で「今からは豆やで。田植えが終わったら畦に撒くんや」とアドバイスされていたのを小耳…

ささやかなシンクロニシティー

二週間ぶりに行ったら、職場裏に植わっているクチナシが満開になっていました。低く切りそろえられた街路樹ですから花の数は数えきれません。顔を近づけるまでもなく、甘い香りが漂う朝でした。 と、帰宅したら娘が庭のクチナシが咲いた!と一輪挿していまし…

たんぽぽ

たんぽぽとお話ししている女の子の絵です。 「きのうは、ねんねしてたの?」 「雨がふったからね、ねてたのよ」 「そうなんだ 雨の日はおやすみするの?」 「おひさまのこどもだからね」 ”たんぽぽは たんぽぽは お日さまの子どもです♪“ という歌をご存知で…

六月六日

今日は、六月六日です。 6と6を図案化して生まれた「棒が一本会ったとさ♪」から始まる手書き歌は「六月六日に雨ザーザー」と出てきてきます。さりげなく季節が挿入された、このリズム感を良しとするのは、私達世代までですね。 ところで、六は象形文字で、家…

憧れの永遠

私は「永遠」という言葉が好きです。理由もなく惹かれます。 本を読まない少女だった頃、アンデルセン童話「雪の女王」のラストシーンの氷の国の絵を見ては、永遠を表現しているはずの氷が永遠ではないことに心が引っかかったことを覚えています。 そんなこ…

心と体を潤す甘味

甘いものが大好きという若いシングルマザーの話を聞きました。なんでも、コーヒー1杯にスティックシュガーを5本以上も入れても平気だというのです。 身体はスリム。浮腫むこともないらしいのですが、排便は下痢便と軟便を繰り返しているといいます。 水を取…

お蚕さん

最近、蝶が乱舞する姿と遭遇する事が多くなりました。カメラを花に向けたら、飛び込みで写るほどです。 そういえば、娘の菜園でも、キャベツの葉っぱの上にぎっしり卵が産みつけられています。この子たちも、もうすぐ紋白蝶となって飛び回わることでしょう。…

ウナギおこわ

こんななま暖かくて、じとっと湿った日の献立は迷うところです。 さっぱりしたものでは元気が出ないし、揚げ物ではひつこい感じがします。そんな時のお助けマンは、やっぱりウナギですね。 お高いのが玉に傷。一枚をどうにかしてボリューミーに見せるのが主…

こだわらない心

「こだわり」は人間にしかないものといいます。 植物なら、もっと養分の豊富な土地に行きたいな。もっとお日様の光を浴びたいな。反対にもっと湿り気がほしい、と思っても移動すら叶いません。 人間だけが、もっともっとを実現できる知恵を与えられたといえ…

野蒜の種

今日は五月晴れ。職場近くの田んぼでは朝から田植え機が大活躍です。どんな仕掛けになっているのかと、近寄って見せてもらいました。 クルクル回る金具が一苗ずつ繰り出すようになっているのですね。その器用さにびっくり!そして、泥田の中を方向転換する動…

うみ

この頃、はいだしょうこお姉さんのYouTubeを聴いています。中でも「ひこうき雲」がお気に入りです。原作者のユーミンを凌ぐ透明感があって、ついつい一緒に口ずさんでしまいます。 孫たちはしょうこお姉さん世代です。確か、入手困難の「お母さんと一緒」の…

寝たら治るはホント!

夜遅くまで起きて、睡眠時間を削る人が多くなりました。これは、今が平和で必ず安心して眠れる環境があるからできる贅沢かもしれません。 でも、そんなことで大丈夫なのでしょうか?人は食べなくても生きていけるが、寝ないと生きてはいけないといわれます。…

クスノキの思い出

大阪市立大学附属植物園の年パスをゲットして、さぁ、今年は楽しむぞと意気込んでいましたのに、この季節をスルーしなくてはならないことはつらいことです。 ある木は緑を濃くして、また、ある木は花を咲かせて待っているはず。 大きなユリノキ。30m以上の…

ハイブリッド時代

「梅雨荒し泰山木もゆさゆさと」(日野草城) 泰山木は樹高があるから、その真っ白い豪華な花を見逃すことがあります。梅雨に紛れてあっという間に咲き終わる花。日常の一つ一つを丁寧に生活してゆきたいものです。 ところで、NHK朝の「おかえりモネ」はご覧に…

わかっちゃいるけど・・

水を満々と引き込み、植え付けの準備が整った田んぼの中の一本道を向こうから、ポールを上手に使いながら歩いてこられる男性と目が合いました。 「おはようございます」 「おはよう、しばらくこの道を通らなかったから、知らなかったよ。こんなにひどい雨だ…

助け合い

朝刊に、“素数ゼミ”という見出しがあったので、てっきり予備校の話かと思いまして、読むでもなく読み始めましたら、アメリカで発生する”蝉“のお話でした。 蝉には土から出てくる周期がある。蝉時雨が一段とうるさい当たり年があると聞いたことがあります。 “…

他人任せ

出勤途中で、田植えの準備をする耕運機を見かけました。水を引き入れた田んぼは、鳥たちの恰好の餌場になって、あぁ、今年も無事に始まったんだと胸が躍る朝でした。 年々歳々、自然は同じ循環を繰り返しています。 「音もなく香もなく常に天地は 書かざる経…

5月の薔薇

Some say love, it is a river♪・・と憂いを含んだ旋律で始まる「ローズ」。”愛“の意味を問いながら、愛は、いつか花咲くバラの花だと終わります。 I say love, it is a flower And you, its only seed・・ In the spring becomes the rose. 好きな一曲です…

雀色時

昨日の夕焼けご覧になりましたか? 夕暮れ前に雨が上がれば、空は太陽が沈むまでのわずかな時間に慌ただしく変化していきます。その変化を見逃さないよう、長らく満足に散歩できなかった愛犬を連れて、外を歩いてみました。 太陽の光が長らく地上に届かなか…

あうち(楝)の花

30メートルはあろうかと思える高木に淡い紫色の花が、梢を覆うように咲き誇っているのを見つけました。人がよく通る道ではなく、少し脇に入った雑木の茂みです。 便利な機能を使って写真解析しましたら、「栴檀」(せんだん)ということがわかりました。 あ…

笑顔が一番

料理好きの方が参考にされる料理人にも、人それぞれ好みがあることは言うまでもありません。それが、分かった上で、ご報告するのですが。 三國シェフのYouTube献立が、遂に一年を経過しました。去年春の緊急事態宣言発令から以降。自分たちにできることはな…

鼠色が好き

梅雨空の毎日です。 仕事場に向かう車の進行方向に広がる湿気の固まりの色を何色と表現したらよいのかと、思案しながら空に訊ねた朝でした。 実は、私、何を隠そう「色」が大好きなのです。 30代の頃、色彩検定なるものができて、早速講習会に出かけました…

茗荷の甘酢漬け

この時期になると多くなる愁訴に、頭が重い、膝や腰が痛い、めまいがする、胃腸の不調に食欲不振などがあります。 これらは、原因を一つに集約することができます。 梅雨ということから推測がつくかもしれませんが、犯人は「水」なのです。一にも二にも「水…