こころあそびの記

日常に小さな感動を

朝の光

土曜日はお弁当の数が3つから1つに減るから楽チンとはならず、気抜け、拍子抜けするとは、人間のふしぎな生理です。 作り終わっても、家人が起きてくる気配はありません。そこで、台所仕事に精を出す気になったのは、「天一天上」の真っ只中と思い出したか…

お帰りなさい

日の入りが早くなってしまって、高台に駆け上がったときには、マジックアワーの幕が閉じようとしていました。 一番星が南西の空に見える時間帯。何を願いましょうか。若いときには切なる願いがあったはずなのに、今となっては、その美しい天然の中に同席でき…

いい昼下がり

「今朝、布団干してるとき、眩し!と思って空を見たら、こんなきれいな太陽やった」と、娘からメールがきました。 仕事が終わって、どれどれと空を見上げましたが見えるはずもありません。 一期一会の天然現象、彩雲。 お空の神様ありがとうございます。 窪…

凡人

五月山体育館前の街路樹の色づきが最高潮です。これぞ色とりどりというところは、さすが植木の町、池田の面目躍如です。 帰ってきたら、BSで『博士と彼女のセオリー』らしき映画が放映されていました。 外国映画はパスすることが多いのですが、俳優さんの仕…

冬を手繰りよせる雨

午後から雨予報ながら、午前中はなんとか降らずじまいで助かりました。 仕事に向かう途中のどうだんつつじが真っ赤に色づいていることに気がつきました。いつも、空ばかり見上げているから、足元がお留守になっていたのです。 ごめんね。 大学へ車を走らせて…

近頃、ドッグラン巡りをしています。はまってるわけではなく、近場で旅行気分が味わえたらいいかな、という感じです。 今日は「宝塚北SA」に行ってきました。 ドッグランエリアで、ご一緒になった女性は少しお御足の具合が悪そうでしたのに、二頭を車に載せ…

神農祭

「神農祭」に行ってきました。 大阪メトロ北浜駅から歩いていくと、なにやら神社とは反対側に列が誘導されています。 そうなんです。大行列に並んで、ようやく狭い境内に辿り着けたというわけです。 「すごい人ですね」と係員の方に聞いてみたら、 「これで…

休日の朝

紅葉が進んで耐えきれなくなった葉っぱがはらはらと散っていきます。生きて生きて、風のせいでもなく静かに潔く散るさまは美しいものです。 年長者が晩秋の落ち着きを好ましく思うのは、同じように生きた年月があるからなのかもしれません。 お弁当作りのな…

外出したら

昨日の黄昏。 続いて、今朝の未明の星空。 下弦の月に照らされても、びくともしない綺羅星の光を見ていると、自然の中の一員として、今、ここにいるという言葉が身に沁みてきて、深い感動に包まれる思いがします。 今日は七十二候の「小雪」です。いつの間に…

光る海

この写真。陸地の果てに光る白い帯が見てもらえるでしょうか。 それは、茅渟の海、大阪湾なんです。 これが見たいがために、という不純な動機で、「青山大学公開講座」に出席してみました。 青短に続くあの坂道を上られたことおありでしょうか。私はずっと昔…

火野正平さん逝く

プールに入る前に緑のセンターのお花を見に行きました。温室の中は温かくて、クリスマス花のベゴニアやシクラメンが咲き誇り、心まで温められたことです。 なのに、なぜ?どうして! 帰宅後に飛び込んできた訃報の主は火野正平さんだなんて。信じられません…

二日目の虹

今日は一茶忌。 「我と来て遊べや親のない雀」 こんな寒い日は福良雀になって群れているでしょうか。そんな光景が目に浮かぶほど北風ピープーの一日になりました。 春の“清明”の初候にある「虹始見(にしはじめてあらわる)」に対して、あと三日で迎える“小雪”…

奇跡の遭遇

朝から、服部のドッグランに行ってみようということになりまして、そのお話しをする予定でいましたのに、帰り道で不思議な虹を見たために、犬の話はすべて吹っ飛んでしまいました。 帰り道、神刀根線を箕面方面に走行中、赤信号で停止したときに娘が「あれ何…

明け昏れ

日曜日なのに、朝寝を許してくれないわんこを連れて、仕方なしに庭に出たら、自分の影がくっきりと芝生に映りました。 振り返ると煌々と照る月。昨夜は満月だったことを思い出して、漸く覚醒できたことです。 その後、だんだんに曇り空になってしまったこと…

朝の楽しみ

スタバの宣伝になりそうですが、お許し下さいませ。 こんな田舎町に、ついにスターバックスが出店しましたので、昨日、見学に行ってみました。 お店のある場所は百楽荘です。 ですから、この手書きのボードの「百の楽しみをお届けできる店」という言葉の選択…

婆さんの愚痴

「今日は温かくていい感じ」という娘の言葉に誘われて庭に出てみました。 ヘクソガズラの支柱と化した薔薇の枝に、今年もローズヒップの可愛い色が目を惹きます。 宿主を凌ぐ勢いで伸びたヘクソガズラの実もすでに黄金色。 小さな世界の熾烈な陣取り合戦が終…

雑記帳

プールの健康体操では、音楽に合わせて体を動かす時間があります。 出席者の顔ぶれを見てのことか、選曲される懐かしいメロディーが、当時のことを思い出させたりします。 昨日は、早くもクリスマスソングが流れました。 ハロウィンが終わった途端に、街はク…

芙蓉

山茶花が咲いたら、いち早く駆けつけるのはカナブンだとか。獲物は見逃さない。生きるための能力です。 琵琶の花芽が膨らんできました。次に来るときには香っているかな? 斜め四十五度の朝の光で、紅葉がより一層赤く映えて見えました。 昨日の授業で、「芙…

秋しみじみ

電動カッターで刈られても刈られても、どっこい生きてるよ~と、石蕗が満開です。殆ど日の当たらない場所で健気に来年まで咲き続けてくれます。 種にとって居住条件の良し悪しは一様ではなくて、親から受け継いだものがすべてとは、人間にも言えること。 自…

千里公園の朝

9時過ぎには、朝雲が消えて真っ青な空が広がりました。 犬を飼っておられる方ならわかっっていただけるかと思いますが、晴れた日は洗面所に立った瞬間に、わんこまでそわそわし出すのは面白いほどです。 今日も二つのまん丸目玉を柵から突き出して、早く行こ…

寄生蜂

昨夕の帰り道、薄雲がかかって光が散乱している上弦の月を少し残念に思って振り返りましたら、木星が東の空から上ってくるところでした。 この星は、私が夢の中にいる間に大空を翔け上がって、目覚める頃には天頂に輝きます。 自転公転など知らなかった昔の…

オリーブの木から

青空に誘われて歩かずにいられない。そんな好天気でした。 手入れの行き届いたお堂の中でお地蔵さまたちのご機嫌も麗しいように見えたことです。 さて、清順さんの講演会があると知っては、パスするわけにはまいりません。それで豊中まで歩いたというわけで…

『Jubilee』

チケットが入手できたので、またまた宝塚歌劇を観に行ってきました。 途中、川西能勢口で下車して連絡通路を歩いていたら、街角インタビューをしていた多田小学校の子どもたちに呼び止められてしまいました。 多田は多田神社くらいしか知らないので困ったな…

立冬とお餅

今日は「立冬」です。友人から送られてきたカードのデザインを見るだけで、冬の寒さが身にしみます。 きのうの夕方ニュースで富士山の静岡県側で降雪が観測されたと報じていました。しかし、これは初冠雪にはならないそうで、富士山の初冠雪として記録される…

地籟

「今日は“木枯らし一番”が吹くかもしれません」という天気予報に怖じ気づいて、プールの着替えを億劫に感じる朝でした。いやいや、怠け心は本格的な冬まで封印すべしと自分を奮い立たせて、今日も行ってきました。 いつものように、準備体操は池田城趾公園の…

花にも涙を濺ぎ

娘に誘われて、万博公園のコスモスフェアに行ってきました。 三連休の翌日なのに大勢で賑わっているのを見て、「みんな疲れてるだろうに」と娘に話しましたら、「やっと終わったから繰り出したのかもよ」と応えます。 私にも身に覚えがあるだけに、苦笑いし…

学祭の構内で

早くからわんこに起こされて、まぁあとで二度寝したらいいかと外に出てみたら、目が覚めるほどの星が降ってきました。 夜明け前の漆黒の空で、一年で一番星が輝く季節は今なんです。冬の星座が天頂でひしめいています。 こんな贅沢な空と、もうすぐお別れだ…

文化の日

人気の伊藤若冲展が嵐山の福田美術館で開催中です。 この時期の嵐山はいつでも行ける関西人にとっては近寄りたくない場所ではあるのですが、若冲展なら行ってみようかと重い腰を上げて友達を誘ってみました。 そうしたらなんと、豊中の西福寺で一年に一度の…

また観てしまった!

ほん降りの一日でした。 北側の窓からの吹き込みで廊下がびしょびしょになっているのを発見して、うつらうつらしていた頭がようやく醒めました。 雨上がりの空を見ようと外に出たら、龍の頭が西の方に去っていくところでした。 箕面の山には尾っぽが乗っかっ…

映画「八犬伝」を観て

テーマが見つからなくて、何を書こうかと悩む日もあれば、今日みたいに朝から材料が目白押しの日もあります。 なのに、そんな日に限って、実際に書く段になったら、当初の予定になかったことを書きたくなるのはなぜでしょう。 今朝も、「水滸伝と八犬伝は似…