こころあそびの記

日常に小さな感動を

2021-11-01から1ヶ月間の記事一覧

冬を潤す食材

コロナ禍で、2年近くさぼらざるを得なかった歯科検診に行ってきました。コロナが少し収まっている間にと思われた方が多いのか、予約を取るのも大変でした。 病院嫌いの私ですが、歯医者さんの定期検診は続けるつもりです。なぜなら、噛む力は全身力です。堅…

我慢はほどほどに

寒い朝でした。 富士山も少し冠雪しています。 ある患者さんが思いあまって薬局に電話してこられました。 先生(ドクター)が怖いという悩みです。 やる気満々の先生が好みの人がいる一方で、静かな対応を希望する人もおられます。 それは、十人十色、人それぞ…

秋の終わりの日曜日

秋は白。長けてしまったすすきの穂が風に靡いていました。秋が終わるのですね。 あちらこちらと晩秋を見て歩きました。 冬鳥の鴨たちが長旅を終えて、この箕面にも飛来してくれました。お疲れさまでした。冬の散歩の楽しみが増えました。 ドンクリコロコロ。…

洞穴の向こう側

コロナコロナで暮れていく2021年。 寒波到来の中、大勢の人々がコート姿で繰り出していました。自粛解除の号砲と同時に、もと通りになる人間の健全さ、逞しさをうれしく思いました。 また、梅田阪急のコンコースのウインドーの飾りが例年通りに設えてあった…

「虎杖」に寄せて

先日、「虎杖」のことを書いたら、ありがたいことにたくさんの情報を頂戴したので、いくつかお伝えしたいと存じます。 清少納言の『枕草子』に出てくるという情報。 「見るにことなることなきものの文字に書きてことごとしきもの」(見るとなんともないのに文…

グラタンの思い出

仕事からの帰り道、エンジェルラダーが眼前に降りてきました。もっと広がれ、もっともっとの思いに応えて西の空一面に広がった光景を撮りたくて、車を停めたい衝動に駆られるものの、一時間以上の道のりですから中休みする決断はできませんでした。 日本画で…

母娘の縁

今日は水曜日。朝刊に池江璃花子さんのお母様のお話が掲載される日です。 どうしたら、あんなに強い精神力を持つお嬢さんに育てられるかという課題は、現在子育て中のすべてのママが知りたいところです。 うちの娘もその一人。毎週、楽しみにして読ませてい…

初冠雪の便り

何日か前の朝刊に、題名は忘れましたが「ミントキャンデーの思い出」を投稿されていた方がありました。 バス停でバスを待っていたら、知らない男性がこう話しかけてきたそうです。 「がんじゃなかったんです」と。 近くの病院からの帰りだったのでしょう。う…

健やかに生きるための選択

四季折々のお花が咲く花園。お世話をされているのは、ご高齢のおばあちゃんです。ここを通るたびにドキドキしてしまいます。お元気かな?と。そんな心配をよそに、栽培を続けておられる様子がうれしいことです。 先日、キダチダリアが昨年より株を増やして誇…

メリーとチャーリーに会えたよ!

有明のまん丸お月様を西に見つつ薄明の中、歩き始めました。 東の方が白んできます。太陽が上る様子が見たくて心は逸ります。暁色がお日様が地平線に近づいていることを告げているので、急がなくちゃ。 ぽっかり姿を現した太陽は思いのほか大きくて、古代人…

熟して渋味が抜けてモッチモチのものなんだ?

「お母さん、手を洗ってよ」と娘が突然言い出すので、「なに?なんで?」と問い返すと、「いいから早く」といつになく、ニコニコ顔で言うのです。 「ついて来て」と言うので、しぶしぶ二階について上がりました。 「これ!触ってみて!」とモミモミしている…

月読みの夜

今夜は「大変深い」部分月食が起こる日です。と新聞にも、SNSにも表記されていました。 なんのことはない、欠ける部分が大変深く、97.8%が地球の影に隠れるという意味でした。ほぼ皆既月食に近いこと、その宇宙ショーを晴天の空で観測できることが期待される…

受け入れるという度量の育て方

朝、冷蔵庫の中に大きなキャベツが丸ごと入っているのを見つけてしまいました。 外は冬空。となれば、アレですね。 ロールキャベツに決まりです。 帝国ホテル料理長、故・村上信夫さんの定番料理は娘時代から何度も作って身についています。 これからの寒い…

老いて迷わぬために

美しい老婦人。血圧が気になって、なんとなく計ってしまうとおっしゃいます。ドキドキするなどの症状があるわけでもなく、ただ気になるから血圧計を手放せなくなっておられます。 計ってみたら200mmHgを超えているのを目にして、焦って何度も計るそうです。…

枯れ葉に学ぶ体の仕組み

落ち葉を踏む音、枯れ葉が風にそよいで舞いちる様子、静かな森の中にドングリが落ちてくる音も、晩秋ならではのものです。 森の中でひとりを存分に楽しめる季節です。 昔、漢方の師匠に「自然を見てたら、体の様子も分かる」と教えられたことがあります。 漢…

東北の気を感じる場所

今日は急遽、枚方店のヘルプを頼まれて、途中、紅葉したトウカエデの道を通って行きました。 トウカエデは中国揚子江流域から台湾が原産で、漢字で「唐楓」と書き、江戸時代に移入されてきたようです。 秋の紅葉は、黄葉から橙色を経て、寒い地方なら真っ赤…

あふれる色に癒されて

「世界は色彩にあふれている」と思いませんか。 モノにあふれている現代にあっても、自然界の彩りは負けていません。人間が理論的に作った配色には真似のできない美しさがあります。 中でも、「もののあはれは秋こそまされ」と平安人が思ったように、錦繍の…

樹木に囲まれた一日

NHK「やまカフェ」に、今朝は山シーズンが終わったのか、木を植える活動をされている方が登場されていました。 快晴の空に富士山が見えるとレポートされていたことから、多分、関東地方の方でしょう。 何をされているかというと、ドングリを拾って発芽させ、…

「クラムボンはわらったよ」

ラジオからバッハの「主よ人の望みの喜びよ」を奏でるパイプオルガンの音が流れてきた丁度その時、空の雲間から天使の梯子が幾筋も降りていました。 贅沢なひとときが味わえた朝でした。 先日の朝、孫の公文教材が食卓に置きっぱなしになっていたので、どれ…

おいしい「猪の子餅」はいかが~

「今日は何の日?」が流行りのようで、昨日、11/10は「いい音の日」だとラジオから流れてきました。 さて、今日11/11はどうかしらと検索したら、あるわあるわ、びっくりするほどありました。 “1111”。これは何かに喩えたいと思ってしまう並びです。 有名ど…

「みんながうれしいのが一番なんだで」

玄関を出た瞬間、凛とした朝の空気。思わず冬が来たことを肌で感じました。 季節感がなくなったなんて嘘。間違いない立冬を感じられるかどうかは、人間の感性次第なのかもしれません。 今日はまた、患者さんから素敵なお話を伺いましたので披露したいと思い…

Imaginationを豊かに

雨に濡れた欅坂は、一段と赤茶色が幅をきかせているように見えました。日々趣を変えていくところがケヤキの真骨頂です。 ところで、朝刊にイラストレーターの山藤章二さん(84歳)が週刊朝日の人気コーナー「ブラックアングル」を修了される由、発表されていま…

幸せを感じる力の養い方

今、葉っぱの切り絵で有名なリトさんの真似をして、孫が泰山木の葉っぱで作品を作りました。 リトさんの作品がなぜ人気なのか、あるいは癒やす力があるのかを考えてみると日常にあるそうだったらいいのになというハートフルな情景だからではないでしょうか。…

期間限定のロマンを感じて

“期間限定”と付いていると、つい手を伸ばしたくなるのが人間の性です。 期間限定お芋のスイーツ。先日も、孫に頼まれて買いに行ったら、すでに全店舗で売り切れと言われてしまいました。 「今でしょう!」で一世を風靡した林先生ではありませんが、「今しか…

“スタンプラリー”完遂!

この飽き性の私が”池田“という土地に誘われて、スタンプラリーを完遂しました! ないことです。なんて、自慢気にごめんなさい。 全部で12箇所。そのうち先日は3箇所巡りました。あと、9箇所です。今日、明日で回ればいいわと、仕事帰りに高台の方から攻める…

小春日和が続きます

今日は旧暦で十月一日です。 朝からお天気予報士の方々が、「中国の古文書によると、今日から“小春日和”という言葉を使ってよい1ヶ月間です」とコメントされているのを何回か耳にしました。 典拠の古文書というのが『荊楚歳時記』です。 十月の章に「朔日、…

”IKEDA文化DAY“にめぐり逢い~

お天気の特異日が続きます。 空を見上げた誰もが「いいお天気!」と叫びたくなる好天です。 五月山の紅葉を目当てに出発しましたが、生憎、駐車場が満車で、行き先を池田城跡に変更せざるを得ませんでした。 そのおかげで、お得な一日になりました。 池田城…

今日は晴れの特異日

文化の日は父母世代までは、天長節と呼んだ明治天皇のお誕生日です。このところ、晴れの特異日という原則が崩れてきたので、それもご時世かと思っていましたが、今日は穏やかな快晴になりました。良かった。 近頃、思うことは、自分はなんと選り好みをして生…

金木犀の香りと光

滝道に入る手前に毎年、秋限定のお店が出ます。 先日、通りかかったら、ザクロが置いてありました。この裂け目を飾るルビー色はなんと絵心をそそることでしょう。ただ鑑賞だけのために買って、この造形の複雑な美しさに見とれています。 さて、私がお店のお…

北アルプスへの憧れ

体育が苦手で、高跳びのときには「跨いでも跳べるやろ」といわれ、50m走では「(歩いたらあかん)走ってこい」といわれて、ほとほと情けない思いをしてきました。 ですから、山登りなんて無謀なことは自分には考えられません。特に数年前に膝を悪くしてから…