2022-10-01から1ヶ月間の記事一覧
宝塚歌劇『蒼穹の昴』を、観劇してきました。 ショーなしの一本物で、しかも、中国の清朝末期の複雑な時代のお話です。 ネットでは、予備知識が無なくても大丈夫なんて出ていましたが、説明のセリフのが多いこと多いこと。 特に第一部では、台詞の量が半端な…
孫娘にハンドウォーマーを所望されて、聞くまでもなかったのですが、一応訊ねたら、やはり「ピンク色がいい」というので、先日から毛糸を探しています。 図書館で借りてきた「レリーフ編み」の配色が素敵!こんなのは編めないにしても、こんな色合いの毛糸が…
「どこにも食紅(しょくべに)が売ってなかった」と無念そうに帰ってきた娘。 遅くまで何かしている様子を感じながら、先に寝てしまいました。 朝、起きたらかわいらしいクッキーができあがっていました。ひとつずつ模様が違うことに、よくアイデアが出てくる…
カメラマンが憧れの職業であった時代がありました。 私もその一人。 厳しい自然の中で孤独に格闘するという精神の強靱さが、憧れの根拠でした。 自宅の本棚を整理していたら、「PABLO」の包装紙でカバーされた文庫版の写文集が出てきました。 わざわざカバー…
急がなくてよい。 それは、子育て中には叶わなかったことです。ゆったりと時を過ごせる幸せは、この年になって味わえる至福です。 ユリノキの色づき具合が、木によって個体差があることを、不思議に思って、シャッターを切っていると、保育所に送って行かれ…
いい年して、朝刊の占い欄を見てしまいます。「今日の誕生月占い」は、「周囲に声をかけ協力依頼を」でした。 にもかかわらずというか、その通りだったと云うべきか、今日は幸運日でした。 やることなすことすべてに繋がりがある、珍しい体験をしました。 お…
朝の漆黒の空に冬の星座が瞬いて、好きな季節がやってきました。 お弁当を作り終わって、今朝は早めに散歩に出ました。 水月公園を抜けたところの青面金剛さんに向かいましたら、今、入れて下さったばかりとわかる盛りだくさんな仏花が供えられていました。…
昨夕、夕陽が眩しく輝き始めたので散歩に出てみました。 いつもの坂道から、六甲山に沈んでゆく太陽が雲に入っていくところが見えました。 今からどんなドラマが始まるのだろうと、もう一つのビューポイントに急ぎました。 そこは、先頃、旧宅が壊されたため…
今日から二十四節気「霜降」です。 誰ですか?美味しそう~って聞こえてきましたよ(笑)。 “しもふり”ではなくて、“そうこう”ですからね。 「露が陰気に結ばれて、霜となりて降りるゆえなり。」 暦の上では、あと二週間で立冬です。昼間の好天にうかうかしな…
大形先生の『荘子詳解』の日。 せっかく上六に行く機会ですから、有効に楽しみます。 大阪城公園駅で降りて、園内を抜けて上町筋までお散歩です。 朝9時の時点で、すでに活気づいていました。「城まつり」をやってるみたいです。そういえば、ニュースで松平…
秋たけなわの頃のことを「高秋(こうしゅう)」といい、杜甫が愛用した言葉だそうです。 お弁当を作り終わって外に出て、ぐるっと空を見渡します。天頂に細い月を見つけたら今日もいい日になりそうな予感。私だけの月占いです。 でももうお終い。しばらくは逢…
朝一番に出会った言葉が、一日を動かすことがあります。 今朝、目にした十歳の坊やの詩心に感動してしまいました。 大人の事情で全文は書き写せないのですが、前段は、桃を切ってもらった。でも、好きなものだから、最後に食べようと置いていた。 かわいいで…
昨日のこと。 ひょんなことから、一冊の本を探し出さねばならなくなって、本箱の中にしまってある子たちとひさしぶりに対面することになりました。 占い師に云われたことがあるのです。「あんたは本に囲まれてると落ち着くやろ」と。 それは、的中していまし…
雲一つない空も、もちろん好きですが、雲の絵があれば空の存在を知る手引きになります。 どんな仕掛けで描かれているのか。一つとして同じ日はありません。出会いは一期一会です。雲も人も。 ところで、こないだの『日曜俳句』は、由紀さおりさんがゲスト出…
晴れの日曜日。 出て行きたくて、うずうずしてしまいます。 急に思い立って、布引ハーブ園に行くことに。例によって、高い所から、下界を眺めたくて電車に飛び乗りました。 こういう日は、人は同じことを考えるようで、ハーブ園に上がるロープウェー乗り場に…
昨日の朝、玄関を出たら甘い匂いに包まれました。 家人が「そうなんよ。突然開いたんよ」と教えてくれました。 テレビなんかで、ずいぶん前に話題になって、まだかなまだかなと気を揉みましたが、ようやく開花したキンモクセイ。 しかも、すべての木が同時に…
秋の夕暮れは釣瓶落としです。 雲一つない空は、夕焼けにはならずに見事なグラデーションを見せて、静かに暮れていきました。 薄暮の空に見とれていたら、 「ラブチャン!」と我が愛犬の名前を呼んで下さった方と行き合いました。 夕空を背景にしたその方の…
今日は『鉄道の日』。 「汽笛一声新橋を」で始まる鉄道唱歌が東海道沿線の町を網羅していたとは知りませんでした。 京都から大阪に向かうところは、こうです。 「おくり迎うるほどもなく 茨木吹田うちすぎて はや大阪につきにけり 梅田は我をむかへたり」 新…
月齢は18。これからしばらくの間、朝の空に下弦の月が細く浮かび上がって見えます。 東の野に炎の立つ見えて かへり見すれば月傾ぶきぬ 人麻呂が詠んだのは厳冬の奈良県宇陀郡阿騎野でといわれています。 厳冬を待たずとも、ひと月に数日しかないチャンスで…
昨日は、あまりに美しい空でした。 高い空には、東の方から放射状に雲が広がっています。 飛行機だってコントレイルを残せないくらいに爽やかな朝でした。 気持ちのよい秋の気を深く吸い込みながら、旧の西国街道と千里川沿いを歩きました。 稲刈りが間近で…
若い頃に本を読まなかった私は、今頃になって、そうだったんだと初めて知ることが多く、お恥ずかしい限りです。 先日、四天王寺に行った時、「古本市」に出くわしました。 時間がなかったのですが、これもご縁とばかり、通りすがらに手に取った『新唐詩選続…
三連休の中日。 天気予報は曇りから雨。それにも負けず弾丸ツアーを決行することに。御神燈の灯りに見送られて、始発列車で出発しました。 娘家族が誘ってくれたこの旅は、JRが先月売り出したお得なツアー企画「サイコロきっぷ」を利用したものです。 ご存知…
昨日は濃密な一日でした。 市民講座が公立大学杉本キャンパスであったので、天王寺を通るのなら、四天王寺に寄って行こうと早めに家を出発しました。 四天王寺は大阪人の私には珍しいお寺ではないのですが、母の遺した「新西国三十三カ寺」の御朱印をいただ…
涼しくなったので、愛犬と久しぶりに散歩に出ました。 「そんなもん写真に撮るんかい」とでも言いそうなものですが、彼は従順に歩みを止めて待ってくれるかわいい犬です。 路傍のススキやセイダカアワダチソウが急な寒さに身をかたくしているようにみえまし…
早々と、北国から初冠雪の便りが届きましたね。 家庭菜園も夏じまい。 うかうかしているうちに、シソが繁殖力を誇って、大変なことになっています。 家人が刈り取った大きなシソの山にシジミ蝶が群れていました。この子たちは、シソの花の蜜を吸うために集ま…
孫娘が先日から、「アルプスの夕映え」を練習しています。 私も彼女と同じ年頃に弾いたなぁ。教えて下さったのは、府営アパート四階にお住まいの武蔵野音大出身の先生でした。大阪にはない東京の香りを子供心に感じました。その頃、田中すみこ先生が発案され…
ウェザーニュースさんから拝借した天気図です。上空の空気の流れが、季節を進めようとしていることが分かります。 昨日は10月とは思えない暑さで、街頭にミストシャワーが再開されたというニュースが流れたくらいでしたのに、一変の朝を迎えました。 それ…
今日は旧暦の九月九日、「菊の節句」。 ようやく菊の花の季節になりました。 菊酒を飲んで、無病息災を願う日といわれますが、昔は単に杯の中に菊を浮かべたものではなかったようです。 菊、地黄、クコ、もち米などを密封して発酵させて作ったお酒とか。この…
空が、雲が、太陽が、両手を大きく広げた私の胸に陽気を送り込んでくれます。今日もいい日になりそうな予感は、朝の光を浴びることで現実になります。 『舞い上がれ』。 空が好きな人にはたまらない朝ドラが始まりました。 私事ですが、昔、サンケイリビング…
突然ですが、もしも、岸田総理が東京弁でなかったら。 弔辞の文章はもっと人々に伝わったのではないかと云われています。それ程、内容はよく練られたものだったからです。 ところが、どうでしょう。 一級品として、後世に残る名演説と賞賛を浴びたのは、菅義…