イロハモミジが花盛りです。淡い緑色の若葉と同じくらい存在感のあるえんじ色の取り合わせ。自然が作り出す、思いもよらない配色にドキッとします。
昨日、思い切って散歩に出てみました。
数えたら、2ヶ月ぶりです。
歩けるかな?途中、一本杖の人にも、二本杖の人にも、抜かされましたが、無事に家に帰って来られたことで、ちょっとした自信ができました。
それにしても、外を歩くとはなんと心地良いものなのでしょう。
思わず外気を深く吸い込みたくなります。がその前に、体の細胞の方が先に深呼吸して生き返っていくのを感じました。
体は無意識の部分でできている。それを実感した瞬間でした。
自然の風景も仲春になっています。
毎年楽しみにしているベニバナマンサクの垣根のお家。間に合った!美しい季節の最後を見せてくれた自分の足に、ありがとうをしました。
歩行練習を済ませて、いよいよ、今日から関大の聴講生になりました。
授業は「中国哲学及び哲学史」ですって。わかるわけない、と大きな声で言えば、大形先生に失礼なので控えます。
「大学の雰囲気楽しみに行くだけでしょ」と、恥ずかしながら家人に見破られています。
そうなんです。
生まれてからずっと心の中に、おばあさんになったら大学に行くという思いがありました。
今日、こうやって、芝生で戯れる学生さんを見ながら、学内のスタバでお茶していると、この光景が心底の映像と重なるように思えて、たまらなく幸せでした。
せっかくいただいた機会ですから、やり残したピースを見つけて、人生ジグソーにはめ込みたい。そんな思いが広がります。
それが何なのか。凡人にはそれが分からず残念なことです。
そうそう、授業出席者は先生と私以外は中国からの留学生です。
彼ら院生の難しい発表を頭こんがらせながら聴いてきました。内容はまた後日。