好天に誘われて、「風の杜」に行ってきました。
アベノハルカスに負けない展望が、体をよろこばせてくれているのが分かりました。
お籠もりして見損ねた今年の春。 盛りを迎えたミツバツツジの淡い紫色が美しいことでした。
来年には、また歩いて見に来れますように。
昨夜、暇つぶしに『ひとりぼっち』というドラマを見始めましたところ、「プロデューサー・石井ふく子」とあるではありませんか。
嘘でしょう、96歳の現役プロデューサーなんて。
そんな驚きから始まって、ついつい最後まで見てしまいました。
故・橋田壽賀子さんとのタッグで生まれた名作の数々は今も語りぐさでありましょう。
しかし、私は橋田壽賀子ドラマのファンではありませんでした。
現実の生活に疲れ果てていましたから、わざわざ揉め事をテレビで見る気にならなかったのかもしれません。
内容も知らずにごめんなさい。
さて、昨夜の『ひとりぼっち』には、出てくる出てくる。過去の橋田・石井ドラマのオールスターが出演していました。この作品は、石井さんへの感謝、それこそ「ありがとう」の気持ちだったのではないかと拝察しました。
見終わって、こんな作品を見通せるようになった自分に、まず驚きました。
自分は、よほど疲れているのだろうか、それとも、年をとったのかという自問です。
今や、このスローで、どこにでもある世間話など、制作されることはありません。
こんな当たり前のドラマがなくなってしまっていることを、悲しむべきか、それとも時代の変遷を喜ぶべきなのか。昭和は遠くなりにけり、との感傷が胸を過りました。
折しも、昨日は「統一地方選挙」の前半戦がありました。
結果は、選挙前から分かっていたので、投票に行こうという意欲が当初からわきませんでした。
すると、今朝、「お母さんみたいな人のせいで落ちたやん。100票差やったんやで!」。
と、娘夫婦に衝撃の結果を知らされて、大ショックを受けました。
日頃から応援している若い候補者を落選させてしまったのです。
彼は大丈夫だとたかをくくっていましたが、選挙戦はそんなに甘くはありませんでした。
大阪の文化をぶっ壊そうとする政党が嫌いでさぼっただけなのに、そのせいで期待の若者を落選させる大失態を犯してしまったのです。
言い訳ではありますが、彼はまだまだ若いのだから、この浪人中に日本の未来予想図を確かなものに仕上げて、次回に挑んでくれるように念願します。
がんばれ!りょうくん!