今朝の『らんまん』は、田邊教授に大切なことを気づかせた奥方とのやりとりから始まりました。
そして、今回、田邊教授と万太郎が同時に入手したのが「ヒメシャジン」。
四国の固有種を万太郎は高知から、教授は石鎚山から採集したのです。
偶然とはいえ、二人の関係性が薄いものではないことを、匂わせたことで残りの回が楽しみになりました。
ヒナシャジンはキキョウ科ツリガネニンジン属の植物です。同属にツリガネニンジンがあります。
ところで、ツリガネニンジンは生薬としての効能がありますが、日本ではこの生薬を南沙参とよび、現在ではあまり使われなくなっているそうです。
沙参として使われているのは、北沙参で、これはセリ科のハマボウフウの根です。
違う植物ですが、なぜか同じ効能をもちます。
どちらも滋陰薬に分類されます。
滋は潤すという意味ですから、陰を潤す薬となります。
陰陽で表されるものは、おおざっぱには、陽が目に見えないもの、に対して、陰は見えるものと考えます。
見えるものとは、血液だったり、体液だったりします。
つまり、体の中の陰が減っている状態の人の滋養薬のことです。
これら滋養のある生薬は、ねっとりした特徴がありますから、胃の弱い人や痰絡みの多い人には使わないほうがよいでしょう。
これを知っておけば、同じく滋陰薬の麦門冬が入っている麦門冬湯は、乾いた咳に使う理由がわかっていただけるかと思います。
これから、秋に向かいます。
秋という季節の特徴はなんといっても乾燥です。
そのカサカサを防ぐために、自然は収穫祭を準備してくれています。
ブドウ、米、芋、栗、林檎、桃、梨、ゆり根、ゴマ、黒豆・・・
薬といわれるものでなく、スーパーの陳列棚をよく見渡して、今だ!と買い時を教えてくれているものを手に取ってみましょう。
蛇足ですが、今日は野球三昧の一日になりそうです。
先ほど終了した高校野球第一試合に出場した大阪代表の履正社は、残念ながら負けてしまいました。
仙台育英に一点差。惜しい取りこぼしでした。
でも、私には第二ラウンドがあります。
ナイターは行く気がしなかったのですが、娘の「いってきたらいいやん!」の一声で、行くことになりました。
宮城君、見てきます。
なんや、応援に行くんやないんかい~と、聞こえてきてお恥ずかしいことです。こっそり行って見てきます~