こころあそびの記

日常に小さな感動を

相撲と女子会

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 本日、名古屋場所中に梅雨が明けました。
 小学生の頃は、取り組みが終わった後の弓取り式の真似をしながら、夕飯を待ったものです。今、弓取りを放送しなくなったのはなぜでしょう。荒れた土俵を清める。これこそ立派な神事なのになぁ。
 JR星田駅前に、先場所まで、「勢関がんばれ」と応援と星取り表が掲示されていました。6月に引退発表があり、その掲示板のない、星田の人にとっては淋しい場所になりました。
 星田に勤務している限りは、一度は「勢関」のご両親のお店のお寿司を食べてみたいとかねてより思っていました。
 その願いがようやく叶い、先日、お店を訪ねました。
 配達から戻られ、ガラガラと扉を開けて入って来られたお母様の大きなこと!
 「さすがですね」
 「私は175cmですけど、主人はもっと高いです」とおっしゃって、立派な息子さんの等身大写真の横で微笑まれました。
 「4050g 53cmで生まれたんですよ」とひとしきり女親らしい自慢話を伺いました。
 ウィキペディアによると、「勢関」は中学卒業後は進路が定まらず、しばらくこのお店で働いていたとのことで、ご両親の懐の深さを知りました。
 思春期真っ只中の子供が立ち止まってしまったときの、親の気持ちは察して余りあります。親の方がうろたえてしまうものでしょう。
 そして、親の受け入れが上手くないと、子供は居場所を失い、心が荒むことはしばしば耳にするところです。受け入れる度量を持つ親御さんで本当に「勢関」はお幸せだと思いました。

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 さて、作ってもらったお寿司で、同僚たちと女子会をしましたよ。
 昭和をかすって、石原裕次郎が好きな女子。
 バブル時代に青春を謳歌した女子。
 なんと!平成生まれの女子。
 そして、どっぷり昭和の団塊女子。の4人です。
 メンバーの中に宝くじの当選動画をよく見ているという子が居て、その独演会にお腹を抱えて笑いました。
 宝くじ売場の人にチケットを渡して、内心はドキドキしながらよそ見していたら、小さい声で、「当たってますよ」といわれるんだって。と一同「言われてみたい!」から始まって、使い道にまた大笑い。
 話が途切れることなく、昼休みを楽しく過ごしました。
 でも一つ心残りがあります。
 後で気づいたのですが、こんなに盛り上がった女子会ランチを「NHK サラメシ」に投稿するという考えがなぜ浮かばなかったのだろう。絶対、採用されただろうな。
 それほどに楽しい昼休みでした。