昨日2歳の誕生日を迎えた孫に会うため、神戸市立王子動物園で待ち合わせ。楽しい時間を過ごしてきました。
ご存知の方も多いと思いますが、過日、1歳のキリン「ひまわり」ちゃんが、輸送中に体勢を立て直せずに呼吸不全を起こして亡くなったばかりの動物園です。その死を悼んで献花台を設けてありました。
予期せぬ事故だけに、お世話されていた方だけでなく、出生を喜んだすべてのファンの悲しみが伝わってまいりました。
さて、そのキリン舎では、残る二頭が元気な姿を披露してくれました。
見に来ていた家族連れが「こんなん見たことない」と言ってたのが、柵の中から首を伸ばして、外の桜の葉っぱを食べているところです。
桜の香りがお好みとは、すっかり日本育ちになってくれたのですね。
「ひまわり」のぶんも元気で長生きしますように。
カバは2頭飼育されていて、本日のお当番は「出目男君」です。
なんでまた?と名前の由来を知りたくてよくよく見たら、本当に目が出てるんです。
娘に「水の中から目を出してるやん」と言われて納得。でも、皆さん。それなら、カバはすべて「出目男君」のはず。なんでこの子だけに、この名前が付けられたのか知りたいところです。
小さな、神戸市民の憩いの動物園。
真ん中に、これまた小さな遊園地があります。
昔の宝塚ファミリーランドの縮小版みたいな場所です。今は、こういった初めて乗り物に乗る子供を安心して遊ばせることができる遊園地がなくなってしまいました。
年寄りには名前からして思い出せない。えーっと、テーマパークというらしいですが、幼児の乗り物デビューにはきついと思います。
子供を安心して放てたファミリーランド時代に子育てができて幸せだったと懐かしく思いながら、ゆっくり回る新幹線に乗って喜んでいる孫に手を振ってやりました。
今日の出色は、オランウータンの「モモ」でした。
あんまりびっくりして写真撮るのも忘れたくらいです。
柱の上の椅子?にうずくまって座っていたので、動かないのかと思いきや、突如、天井からぶら下がった紐を器用に掴むやいなや、ブランブランと空中遊泳が始まりました。
私達が見ている方へ何回かサービスしてくれた後、隣で見ていた中年のおばさんにチューしにくるのです。よく見たら、おばさんもマスクした口元をガラスにくっつけています。
そのキスのあとも、見かけることのないまっ白な望遠レンズ付きのカメラで、シャッターを切り続けていたところをみると、彼女は「モモ」のファンで通いつめておられるのかも。
この世の楽しみ方は人それぞれ、というより無限にあるものだと感心しました。
自分だけの楽しみを見つけましょう。
「モモ」をファインダー越しに見つめる彼女は、そのとき夢心地のはず。
私も、見つけようっと。アイドル発掘!