みんながうすうす感じていた通り、梅雨が明けてしまいました。
熱風が南から入って家中を吹き抜けていきます。うつらうつらしていたら、浜辺でお昼寝しているような感覚になりました。
長い夏になりますから、無理せず自分にあった方法で過ごしましょう。
さてさて、『チムドンドン』はえらいことになっています。
なるほど、こういう演じ方を期待して、宮沢氷魚さんの出演が決まったのだと腑に落ちた朝でした。
彼がブレイクしたのは二年前の『偽装不倫』からです。
あの時のあの感じを思い出しました。
彼にしか表現できない、特有の持ち味であるミステリアスな雰囲気が朝に見られるなんて思ってもみませんでした。
ラッキーな朝。氷魚さんデザインのTシャツを買ったことを思い出しましたが、どこへしまい込んだのやら。着るとしたら今日明日なのにと、心ここにあらずです。
ところで、実は私は惚れっぽくていけません。
中学生のとき、保護者の個人懇談から帰ってきた母が言うには、「男を見る目はある」とだけいわれたと呆れていたことを思い出します。
当時の意中の人は、一学年上の野球部の人でした。多分、中学時分はその人ひとりで通したはずです。
その後はぴゅんぴゅん転戦して、叶わぬ恋ばかり多い人生を生きてきました。
でもね、そのときそのときのキュンキュンという気持ちが胸の中にあることが財産なのだと、この年齢になってつくづく思えます。
人は味わったことのない味は分からない。
百を知っていても、一つのキュンも持たないなら、それは味わいのない人生ではないかと恋に恋する人なら思うでしょう。
キュンキュン生きてきたことは、この上ない幸せなことでした。手前勝手を申しまして、被害者のみんな、ごめんなさいね。
何はともあれ、明日からの『チムドンドン』が楽しみです。