こころあそびの記

日常に小さな感動を

舞い上がる日々

 

 今日から二十四節気霜降」です。

 誰ですか?美味しそう~って聞こえてきましたよ(笑)。

 “しもふり”ではなくて、“そうこう”ですからね。

 「露が陰気に結ばれて、霜となりて降りるゆえなり。」

 暦の上では、あと二週間で立冬です。昼間の好天にうかうかしないで、冬支度を始めましょう。

 

 

 さて、朝ドラ『舞い上がれ!』で、ヒロインの子役さんが画面に登場する度に、忘れえぬ女の子の記憶を蘇らせています。

 子役、浅田芭路さんの大きなお目めが、私の記憶の中にある女の子の目とそっくりなのです。

 

 その子の名前は”すみれちゃん”といいます。

 ある時、彼女の家に何かを届けに行ったことがあります。

 呼び鈴を押しても応答がありません。でも、内側に動く気配を感じましたので、玄関のドアポストから中を覗いてみました。

 「すみれちゃん?」と、何回か呼びかけたら、大きな真っ黒なお目めが下の方からポストを覗き込んでくれました。

 幼子とポストの穴を通して見つめ合ったのは最初で最後。新鮮な経験になりました。

 朝ドラよろしく、彼女はその後、お父さんのお仕事の都合で五島へ移り住み、そこで成長したことも、ヒロインと重なるところです。

 

 またいつか会いたいな。あの大きなお目めの主はもう高校生くらいかな?

 「お母さんに渡しておいてね」とポストに投入したものが何だったのか忘れましたが、ポストの中から覗くお目めのしっかりしていたこと。そして、足元は、玄関のたたきに立つために、大きなお父さんのものと思われるサンダルを履いていたことも驚かされました。そんなことも、おばさんは見逃しませんでしたよ。

 きっと、美しい娘さんに育っていることでしょう。会える日を楽しみにしています。

 

 

 そして、昨日のこと。

 金曜日に子役さんがヒロイン福原遥さんに交代になったと、府大のメンバーから聞きました。

 残念!もう浅田芭路ちゃんのお目めに会えないと嘆いていたら、「あそこ、府大の生協の前の所やよ」と教えてくれる人がありました。

 今朝から、見逃し配信で確認したら、本当に府大中百舌鳥キャンパスでした。

 一丁噛みの私でさえこんなに嬉しいのですから、卒業生のみなさんには懐かしいこと百倍と察します。

 大阪府立大学には航空学科がありました。もちろん、公立大学に引き継がれています。近畿では一校です。全国的に探しても数えるほどですから、遠くからやってくる学生さんもおられたとか。

 これからは、府大が映ることを期待する朝を過ごせそうです。

 映ったその日は、舞い上がれそう~