ショーなしの一本物で、しかも、中国の清朝末期の複雑な時代のお話です。
ネットでは、予備知識が無なくても大丈夫なんて出ていましたが、説明のセリフのが多いこと多いこと。
特に第一部では、台詞の量が半端なくて、生徒さんの努力の方に心の中で拍手してしまったくらいです。
第二部は、歌や音楽も宝塚らしく盛り込まれていましたので、いつもの高揚感がありました。
「あの子だれ?」
劇場を出たら、必ず何処かから聞こえてくる会話です。
「あなたも、はまりましたね(笑)」
こうやって、宝塚歌劇は不滅の歴史を作ってきたのですよね。
今回は二回目公演を見ましたので、終演は丁度夕食どきとなりました。
そうそうない、娘と二人のディナーですから、奮発して、とあるお寿司屋さんに予約しておきました。
お寿司屋さんは、一見で飛び込むには勇気がいります。ですから、勿論のこと、何回か、行ったことのある家族でなさっているお店です。
先付けを出して下さるのがうれしいことです。
手前は黒豆枝豆。奥には、丸くくり抜いた柿の上に大根とすりごまが乗っています。
季節感と、手間を惜しまない数々が、メインの美味しさを予感させます。
一皿目。こちらのお店の寿司飯は地元の西谷米を使っておられます。
口に入れたときに、お魚とご飯がうまい具合に混ざり合って、うぅ~ん、たまらないです。
ちなみに、右上はハタです。
間に、小どんぶり。ウニの香りがほんまもんです。
それから、ひとつひとつ丁寧に手をかけるのがこちらのお店のポリシーです。
煮穴子の横にあるのは、伝助アナゴです。皮付きのコリコリの食感に唸りました。
噛みごたえにこだわる娘ですから、やっぱりこの2つは外せません。
久しぶりに、香りある赤貝と鮑を堪能して喜んでくれました。
干瓢の手巻きで締めた後にはデザートも付きます。
心とお腹が満たされた一日でした。