小鳥が体を丸くして寒さから身を守ってる姿がかわいらしいです。山雀?ジョウビタキ?
「小雪」の候になりました。
今のところ、コートを着るまでもない日が続いていますが、北風は突然やってくるかも。そして、師走に入って、クリスマス、お正月とイベントが目白押しの季節の到来です。
雨の休日になりました。
映画でも観ようかな。
クリスマスが近づくと思い出してしまう映画は『今度は愛妻家』(2010年公開)です。
ラストシーンがクリスマスという行定勲監督のうまい演出にやられています。
クリスマスの日に亡くなった妻が一年間、夫のことが心配でいつも側に居てくれる、ハートウォーミングなお話です。
夫婦はお互いに、そこに居て当然という関係です。だから、わざわざ気持ちを伝えあうことなどない。そこを、上手に切り取ってストーリーに仕上げてあります。
そんな単純なお話なのに、かたくなったこころをほぐすためについつい観たくなってしまう不思議な映画です。
トヨエツファンではないのですが、彼の人生の組み立てのうまさには一目置いています。それと、やっぱりかっこいいですね。
こんな奥さんっている?と思わせる薬師丸ひろ子さんがかわいすぎる。
ネットで評価の高いのは、石橋蓮司さんです。
たった数人の出演者が二時間ほどを飽きずに観せてくれます。
「俺が想像もできないことを言ってくれ」
「あなた、ありがとう」
何もしてやれなかったと考えていた夫の目を覚ましてくれる一言ではなかったでしょうか。
それが、テーマ「忘れ物」とリンクしています。
陽水さんの「夢の中」の「探し物は何ですか」を二人に口ずさませるのもにくい演出です。
ラストに流れる『赤い目のクラウン』がまたお洒落で、この映画の格上げに一役かっています。
いいですね。陽水。
ギター習いにいって、「探し物はなんですか♪~」と歌った頃が懐かしい。