昔はテレビは目に悪いから、成長盛りの子どもに長時間見せてはいけない。といわれましたが、今や、そんなことはどこ吹く風。
親たちが子守りをユーチューブにまかせきりなので、大丈夫かとはらはらしながら横目で見ています。
大きな声では言えませんが、そういう私もユーチューブを見始めると止められなくて実のところ困っています。
昨夜も、ニュース番組を見終わって、そこで止めときゃいいのに、お洋服のコーディネートなる番組を見つけてしまったので、だらだらと見続けて、結局、眼が閉じるまで観てしまいました。
年が年ですので洋服の形というよりも、色合わせに惹かれます。
柄と柄をガチャガチャに合わせるプロの人のセンスを見ながら、やっぱりこの職種に才能はなかったなぁとため息一つ。
ファッションのファの字も知らない私なんか、お店に入って感じのいい店員さんのマジックにかかってしまったら負けで、いつも買って帰るはめになります。
だから、今更、言っても遅いのですが、自分の経験から、お洋服選びも練習が必要だと思っています。
自分で買って、失敗と成功を繰り返すことが着こなし上手に到達するためには必須です。
私みたいに現物支給で育った子どもは、雑誌の中の色や形を知っていても、自分に似合うかどうかが分からないまま育ちます。いや、育ってしまいました。
自分に何が似合うか。それを知ってる人が羨ましい限りです。
昨晩、散々ユーチューブを見て楽しんだからか、目覚めて、朝刊を開いた瞬間、目に入ったのは、同年齢のユーチューバーの方の記事でした。
なんでも、チャンネル開設4カ月で累計100万回再生を記録したそうで、内容は、年金暮らしの”プチプラ“ファッションです。
ちょっと目先を変えるだけで、なんとなく元気になる。そこに、たくさんの人が共感されているのでしょう。
そんなことに刺激されてか、今日、シャネルで口紅を買いました。あちらの記録のよると、なんと三年ぶりらしいです。マスク生活が終わったから、これは仕方ないというのが言い訳です。
「どうですか?お客は増えましたでしょう?」
「そうですね。やっぱり、口紅が一番売れます」。
ですよね。新色です、と勧められると、NOとはいえない老女です。