こころあそびの記

日常に小さな感動を

梅雨寒

 

 栗の真っ青なイガや、赤ちゃん柿の一人前の実の形にほっこりさせられる今日この頃。

 秋に向かって、自然の準備は着々と進んでいます。

 

 庭では早くも虫が鳴き始め、トンボが飛び回るようになりました。 

 我が家に住んでいるトンボは相変わらずシオカラトンボです。

 先日、アリーナの池で、盛んに飛び回る一群のトンボを見つけました。

 池すれすれに群舞していましたから、一匹くらい撮れるだろうと携帯カメラを向けましたが、じっとすることがありません。

 こういうときは、追っかけないで、カメラを固定してファインダーに入ってくるのを待てばよい、と思い直して待っていましたら、上の写真が奇跡的に撮れました。

 はじめは、シオカラトンボかなと思ったのですが、物知りの方が「コシアキトンボ」と教えて下さいました。

 聞いたことのないトンボです。なにしろ高速で飛び回るから写真に撮りにくいこと、腰が白いこと、数匹で群れを作ることなど、調べてみると当てはまることばかりでした。

 

 

 娘が育てているオオスカシバがついに蛹になりました。真緑色から真っ黒の塊に変身です。

 晴れた日にクチナシの木で飛び回っている成虫は第一陣でしょうか。

 夏はこれからですから、第二陣でもまだ間に合います。第三陣は、残念ながら、土の中で来春を待つことになります。

 早く羽化しておいでと、毎日、飼育箱を覗き込んでいます。

 

 

 昨日は、オリックスの試合のテレビ中継がなかったので、今朝の朝刊は気になるスポーツ面からです。

 今まで、スポーツ面なんてスルーでしたのに、宮城君のおかげで読むようになりました。

 ワクワクさせてくれたのは、昨日余裕の7勝目をあげた山本由伸選手のヒーローインタビューの言葉でした。

 「多分、いま、宮城がいちばん悔しがってる(と思う)。それが一番うれしいです」

 宮城君は目下、6勝です。先日のロッテ戦で勝ち星がつかなかったから、6勝のままです。

 山本由伸選手はその宮城君を越えたぞとおっしゃっているのです。

 なんというチームなのでしょう。

 オリックスの好調は、こういう切磋琢磨出来る環境があることに支えられていると感じます。

 誰とチームになるかは、神の采配でしかありません。良いチームメイトと出会えることは奇跡です。

 どうか、怪我のないよう、今シーズンを乗り切ってほしいものです。

 

 

 怪我といえば、昨日、サッカーをしている孫が試合中に、「骨盤剥離骨折」を起こして歩けなくなりました。

 すわ、大腿骨骨折かと焦りましたが、成長期に特有のものであると聞き、少し安心しました。

 とはいえ、全治二ヶ月。中三の夏のハプニングです。もう引退は目の前だったのに、本人も残念なことでしょう。

 

 成長期の骨を大切にして、大事をとったことで有名なのが、佐々木朗希選手です。

 股関節痛や腰の疲労骨折が見られたのは、骨と筋肉との成長スピードのアンバランスにありました。

 早くから、彼を逸材と見極めた周りの人々が、将来を見据えて指導したことで救われました。

 高校三年の岩手県大会決勝戦では、監督は投げささないという決断をされました。結果、甲子園は逃したものの、プロ野球で活躍出来る体を守ることができたのです。

 彼の今があるのは、少年時代からオリックスの吉井監督まで全ての人の期待のたまものです。そのことを忘れず成長してほしい怪物です。

 

 

 現在、佐々木朗希選手の身長は192cm。まだ伸びるかもしれないといわれています。

 「あ~ちゃんも佐々木朗希みたいに背が高くなるんかな?」と私。

 「そんな高くならんでええわ」と娘。

 母娘といえど、見ている方向はいつもチグハグです。