こころあそびの記

日常に小さな感動を

ユリノキの花が咲いていた!

 

 晴れた!すべてが輝いて、その眩しい光に耐えきれず目を閉じてしまいそうになるくらいです。

 晴れ渡る!心の底の澱まできれいさっぱり取り除いてくれる朝でした。

 

 

 『美女と野獣』のヒロイン、ベルが雀にまでおはよう!って挨拶するのを真似てみました。

 ジャーマンアイリスさん、おはよう。ぽいっ!と投げ捨てられた空き地に根付いて立派な花を咲かせるあなたはえらい。

 他国の花はゴージャスです。

 

 

 川岸の木々が鬱蒼と葉を繁らせて、川面に影を落とすようになりました。

 水面が恋しい季節です。

 

 

 川床に根を下ろしたサワグルミの花が、今年も見事に咲いています。

 野趣味とジャングルぽさが、目を引く5月の天然です。

 

 

 今朝、千里川沿いを歩いて良かった。

 ノイバラがすでに、こんなに美しく咲き誇っています。

 この時期の自然は駆け足ですから、どんなに頑張ってもすべてを手中に収めることはできません。会えるか見逃すか。それも今年の縁だと思います。

 

 

 よ~く見ると、金銀花が咲いていました。ずいぶん勢力範囲が狭まっていることに一抹のさびしさを思います。

 それでも、朝日を浴びて、細い花びらをピンと張って生き生き咲く自然の造形美に感心です。

 突然ですが、風邪かな?って感じたとき、あなたはどっちのタイプ?

 ①ぞくぞく寒気がする時は、体を温めてくれる葛根湯

 ②喉が痛くなる時は、熱を冷ましてくれる銀ぎょう散

 金銀花は別名スイカズラ、忍冬という生薬で、②の銀ぎょう散に入っています。

 でも、ツムラの医療用漢方には採用されていないために、ドラッグストアで購入するしかありません。保険適用なく、高価です。悪しからず。

 

 

 今日、最高の感動写真。

 市民病院前の坂に植えられているユリノキ

 さわさわと風に靡いていた新緑を見上げましたら、なんと、花がいっぱい咲いているではありませんか。

 杖をついて病院に向かう方に教えてあげたいけれど、興味のない人にはありがた迷惑なことかと、感動を独り占めしたことです。

 

 

 この木は葉っぱの形から、半纏木(はんてんぼく)、軍配木(ぐんばいぼく)、奴凧の木(やっこだこのき)と沢山の別名があります。

 また、花の形からはユリノキ、チューリップの木とも呼ばれます。日本に入ってきた明治時代には、チューリップという花が知られていなかったのでユリノキと名付けられたとか。

 北米東部原産の大木です。

 樹上に花が咲く。そんなことも、この数年で学んだこと。その記憶が蘇る間は幸せでいられるかなとユリノキとお話したことです。

 真っ青な空に向かって黄金色のカップを持ち上げているところに出会えたことに、感謝感激。

 

 

 椎の花。

 知らないと、枯れてしまったと思って当然です。

 あれは、椎の花。画面の右側には、竹林が茶色くなっているところがありました。

 これは、枯れたのです。竹の秋

 竹はタケノコを残してから、静かに散っていくのです。見習いたい自然の姿です。