こころあそびの記

日常に小さな感動を

2024-05-01から1ヶ月間の記事一覧

小満

二十四節気『小満』を迎えました。文句なしの青空のもと、動き出したトラクターを見かけるだけで元気になれます。 太陽がぐんぐん力を増して、汗ばむほどでしたから、日除け代わりに巻いているスカーフを外したら、爽やかな風が首すじをすり抜けていきました…

”女冥利に尽きる“

「ウリハムシにカボチャの葉っぱ、食べられてる!」と娘。 鳥も虫も、次世代を残すために必死なんです。 幼稚園の時からずっと身近にいたモンシロチョウ。この子が飛んでるとやさしい気持ちになれます。 お越したての畑の畦。そこに、雨降りの後、ツバメのつ…

誰ぞ彼の時

山の向こうに夕陽が落ちる瞬間まで待てるのは心に余裕のある時です。 快晴の夕焼け空も文句なしの美しさですが、薄雲があるのもまたよしです。一つ一つの波が作る光模様に魅せられる時刻です。 この感動をと、孫に情景をラインで送ったら、「かたわれ時か~…

浪高の庭

気持ちのよい五月の朝でした。 今朝は阪大の待兼山キャンパス内を散歩させてもらいました。 学校の中にこんな遊歩道があるなんて、さすが国立大学です。でも、この道を幾人の学生さんがご存知なのでしょう。もったいないとは思うものの、自分の学生時代も同…

青嵐

母校の中学から同窓会誌が送られてきました。 誌名は『青嵐』です。 今はもう伐採されてしまいましたが、正門前にあった大きなシンボルツリーの欅。その枝に吹き渡る風をイメージしたら、この名前しか付けようがありません。 五月の風を感じるたびに思い出さ…

寒冷渦

昨夕の散歩は阪大構内へ。 六甲山あたりが滲んで見えたので、雨のせいかしらと思っていましたら、それをもたらした低気圧が天気図に現れていました。 日本気象協会の天気図によりますと、日本海上を北東に進んでいるのが、上空5000m以上の高い所にある寒冷低…

法隆寺大宝蔵院の扁額

さて、行かれたことのある方はお分かりでしょうが、法隆寺境内は広大です。 西院伽藍、大宝蔵院、東院伽藍(夢殿)と三つのエリアごとに、参拝券にパンチを入れてもらって進みます。 二つ目の大宝蔵院は、貴重な文化財保護のために、平成10年に落成した宝蔵庫…

そうだ、奈良へ行こう!

昨日のツアー話の続きです。 バスガイドさんが添乗するツアーと確認もせず申し込んだのですが、実際には、同乗してくださったことで多くを学ぶことができました。 バスが走っている間、お客様に一つでも有用な情報を届けたいという気持ちがあふれているよう…

初夏の浄瑠璃寺

先週末のこと。 何かの拍子に『浄瑠璃寺の春』という堀辰雄の名随筆が思い浮かびまして、早速、ネット検索してみました。そうしましたら、春になると浄瑠璃寺を思い出すという書き込みが散見できまして、その多くは私と同じ年代の人たちでした。 たぶん、そ…

”GULIGULI“にて

今日は池田にある“GULIGULI”に行ってきました。 そこは、屋久島の自然を住宅街の一角に取り込んであります。贅沢かつ細やかなお庭が実現できているのは、経営母体が造園業者さんだからでしょう。大きな屋久杉が迎えてくれるエントランスは、自然石が敷き詰め…

ラクス君

今朝はこの写真から始まりました。 この子はスマトラ島に住むスマトラオランウータンで名前は「ラクス」です。 顔面に大きな傷があります。縄張り争いか、はたまた枝から落っこちたのか。 えぐられたような深い傷は化膿が始まっていたと伝えたのは、ドイツの…

風薫る

日没を見に行くのにちょうど良い季節になりました。 昨夕のマジックアワーもきっと素晴らしいものだったに違いありませんが、お楽しみの日々は始まったばかり。太陽が山の端に隠れた瞬間が見られたことに満足して帰ってきてしまいました。 夕焼けは秋の風物…

優しい人たち

3月下旬から4月初めの気温に逆戻り。夏日に慣れかけた体には堪える寒い一日となりました。 北風が強かった分、塵が吹き飛ばされて、空も雲も美しくて惚れ惚れしたことです。 ピンクのバラ。 白いバラ。 私だってバラ科よと、車輪梅干しが満開です。 イチゴ…

栴檀の花

たった二、三日のご無沙汰でしたのに、北の空に見えたやわらかな青色を懐かしく思った朝でした。 でも、東側の空は晴れようか雨降らそうか、思案中の雲行き。寒冷前線が過ぎた後に吹く北風が冷たい一日になりました。 車を出そうとしたら、傍らにシジミチョ…

花ごよみ

シャクヤク畑。 こんなにたくさんの株が育っているのに、お世話をされる人影は見たことがありません。丹誠込めておられる方がおられることは元気な株を見れば察しがつきます。 今年も、満開が近づいてきました。 花の交代劇が毎日繰り広げられています。後れ…

“愛“は変わらず

視線を変えてみようと、いつもの池を反対周りしてみました。 たったそれだけのことで、新しい発見がいくつかありました。いつの間にか心が固定されてしまっていたのです。心が動かない状態は、なるべくなら避けたいところです。高齢者ならなおさらです。 突…

立夏

今日は二十四節気「立夏」です。 いよいよ夏が始まりました。 今からしばらくは、からっとしたさわやかな日々が続きますが、後半になると徐々に空気が重たくなってきて、梅雨の走りの兆候がみられるようになってきます。 だからでしょうか、中国の荊楚歳時記…

還付金詐欺事件

快晴です。 聖天展望台に上がって、大阪湾まで広がる絶景の中で深呼吸したいと出かけようとしたら、娘に止められて諦めた次第です。 それは、去年のこと。 原因不明の痒みが長引いた経験を踏まえてのことでした。マダニかもしれないし、そうではなかったのか…

枝垂れエンジュの下で

エンジュが大きな木陰を作っていました。 公園で、出会う人出会う人が、「いいお天気ですね」と、思わず言葉を交わしたくなる朝でした。 上空は高気圧の数珠繋ぎ状態だとか。そんな言葉あったんだ。 とにもかくにも、人々が気持ちよく過ごせる連休であること…

ユリノキの花が咲いていた!

晴れた!すべてが輝いて、その眩しい光に耐えきれず目を閉じてしまいそうになるくらいです。 晴れ渡る!心の底の澱まできれいさっぱり取り除いてくれる朝でした。 『美女と野獣』のヒロイン、ベルが雀にまでおはよう!って挨拶するのを真似てみました。 ジャ…

エニシダ

駐車場を出たところ、雨にもかかわらず目を引く黄色がありました。 金雀枝の盛りの色は遠目にも 稲畑汀子 難読漢字「金雀枝」はエニシダと読むそうです。 ヨーロッパ原産で、魔女が夜中に飛び回る箒はこの枝で作られたものといういわれがあります。 他の外来…