こころあそびの記

日常に小さな感動を

万博公園バードウォッチング

 

 曇りのち午後から雨の予報です。

 庭のキンモクセイがいい香りを放ち始めています。

 行ってきま~す。 

 今日は、万博公園へ。

 日本野鳥の会主催のバードウォッチングに参加させていただきました。

 過日、聖天展望台でお目にかかった方から教わるやいなや直ぐに登録した、ずーずーしい婆さんです。

 目の前の選択は、ひとえに自分の心次第です。これ良さそう、と思えば迷いはありません。

 雨が降り出す前のひととき、家では味わえない時間を過ごすことができて大満足でした。

 

 

 開発前には竹藪だった千里丘陵に、世界中から人がやってきてお祭り騒ぎをしてから50年。

 樹木が育ち、広大な森になったことに大自然の力を感じていたのですが、ほったらかしで、こうなったのではないことの説明を聞いて、なるほどと感心いたしました。

 

 せっかく育った木を今も伐採している箇所があるのは、多様な生態を維持するためとか。

 そのためには、できることなら落葉樹を植えて、下草まで光が入るような環境にしたいと仰ってました。

 

 樹木にとって、光と水、どちらが大切だと思われますか?

 先ずは「光」だそうです。葉っぱを広げて光の方向を向くのは、太陽が生物にとって何よりも大切だからです。

 それは、鳥にとっても同じこと。

 しばらく行くと、こっちのブッシュから向こうのブッシュへ、明るい林間を小鳥たちが飛び回っているところに出くわしました。

 鬱蒼とした環境だけに閉じ込められるよりも、日の当たる場所を飛び回るほうがいいに決まってます。

 光を追い求めるのは人間じゃない。太陽の光があるから、すべての生物が生かされていることを学びました。

 

 

 かわいいでしょ。

 すずめじゃないですよ。

 コサメビタキという小鳥さんです。

 撮影画像を撮らせていただきました。

 他にも、コゲラシジュウカラヤマガラなど、全部で28種類も観察できたようです。

 ”できたようです“と他人事なのは、自分では、「あそこに居ますよ~」と声かけられても、探せなかった小鳥が何種類もいたからです。

 初心者としては、せめて見えたときの感激は忘れないようにしたいという思いです。

 ジョウビタキノビタキの色。

 色といえば、完全王者のカワセミ

 メジロムクドリの群れ。

 セキレイは、この時期につがいとなって春を待つということ。

 

 

 「もう、お腹いっぱい」という声があちこちで飛び交うほど、たくさんの鳥と出会えました。

 名前を知らずに見る小鳥もかわいいのですが、名前を知って見れば、よりかわいい。星にも路傍の草花にも言える真理です。

 

 

 途中、雨が降り出し、リュックから傘を出すのが面倒とばかり濡れて歩いている私に、傘を差し出してくださる方がおられました。

 やさしくされるのが苦手な人間ですから、こんなことだけで心の中は照れ照れです。

 お優しい人たちのお仲間になれるよう、また、参加したいと思いました。