こころあそびの記

日常に小さな感動を

地球照

 

 昨夕の三日月、きれいでしたね。

 こないだまで、明け方の空に見えていたはずなのに、あっという間に日没後の空に移動です。

 うまく撮れなかったので、姫路科学館の写真をお借りしています。

 双眼鏡で覗くと、輝く三日月部分の左側に、うっすらと月のうさぎが見えています。

 この影を「地球照」といいます。

 「月照」といわないところが味噌です。月が光っているのになぜでしょう。

 それは、太陽から出発した光が地球に当たり、その光が月の影の部分を照らし、その光が地球に帰ってきて私たちの目に入ってくるからです。

 そんな大旅行の到達点が私だと思うと、宇宙の果てしなさと、その中で生きている一員であることに感慨を覚えます。

 

 

 この写真も野鳥の会から拝借。

 近頃、ほぼ毎朝のように「ジャッ、ジャッ」という鳥の鳴き声が窓のすぐ外で聞こえます。

 きのうまで、その正体はつかめなかったのですが、今朝、そ~っと外に出て、声の方に双眼鏡を向けましたら、槙(まき)の葉の繁みから少し離れた槙の木に飛び移るところを、一瞬捉えることができました。

 薄い緑色。お腹は白っぽいというところまで判明しました。

 さっそく、体色と鳴き声から検索しましたら、「ウグイス」のようでした。

 ウグイスは春告鳥で、「ホーホケキョ」のはずですのに、今は、留鳥になって、市街地で秋冬でも見られる鳥になっているそうです。

 解説に、ウグイスは藪の中にいるため目立ちにくく、メスにアピールする手段としてあの美しい歌を歌うように進化したとありました。

 

 本当に必要とあれば、いかようにも知恵がひねり出せる。

 自然が地球上の生物に与えた秘策は、もちろん、人間にも与えられているはずです。

 それを感じ取るには、自然観察と自分の体の声をよく聴くことが大切です。

 

 

 そういえば、先日は桜の木に、「メジロ」と「ジョウビタキ」が一緒に遊びに来ていました。 

 この二種類の鳥は、一緒に行動することか多いらしいてす。

 そんなことも、双眼鏡とスマートフォンがあれば、直ちに調べられるとはありがたいことてす。

 いい時代に生かしていただいてる。小鳥たちとお月さまが、そう思わせてくれることが、また幸せなことです。

 

 「  私と小鳥と鈴と

          金子みすず

  私が両手を広げても

  お空はちっとも飛べないが

  飛べる小鳥は私のやうに

  地面を速くは走れない

  私がカラダをゆすっても

  きれいな音は出ないけど

  あの鳴る鈴は私のやうに

  たくさんな唄は知らないよ

  鈴と小鳥とそれから私

  みんなちがってみんないい 」

 

 鈴にまでいのちを吹き込める感性を養えたのは、彼女が果てしなく遠い道を丹念に歩いて来られたから。

 とてもとても追いつけませんが、せめて、毎日、ただ今をていねいに過ごしたいと願っています。