きのうは、散歩の途中で午後から神戸に行かなければならないことを思い出して、一瞬、しまった!と思ったものの引き返すこともできずに、アホほど歩いた一日になってしまいました。
神戸行きの目的は陸先生の講座です。
人生を振り返ってみるにつけ、継続したものが皆無という負い目ばかりです。
せめて、漢方の入り口に導いて下さった陸先生は大切にしないと罰が当たりそうと思ってはいるものの、長年、習っているのに身かないこと甚だしくて、困ったもんです。
さて、道草がいのちの源泉の私ですから、例によって、神戸に行くなら湊川神社に寄ってみようと思い立ちました。
脇浜に居る息子が初詣に行ったと聞いていた神社です。
神戸駅を降りたら、目の前に立派な社殿が見えていました。
ここは、楠公さんの殉職地です。
千早赤坂村だけでなくて、神戸という土地も楠公さんが広く崇められていることが分かりました。
お参りしたあたと、湊川神社から勉強会のある元町まで歩いて向かう途中、花隈駅上に、ここ大丈夫?というコーヒー屋さんがありました。店内はとっちらかった中に十席ほどあって、銀色の焙煎機だけはドーンと鎮座しているお店でした。
それでも、一人で切り盛りされているマスター丁寧に淹れてくださるコーヒーが、冷え切った体に沁みて、また来たいお店になりました。
恥ずかしいほど歴史に疎いので、楠木正成についても殆どなにも知りません。それは戦後世代の特徴なのですが、そうとばかり言い逃れできない年齢になりました。
丁度、湊川神社で『教科書が教えない楠木正成』を入手できましたので、読み始めています。
神戸は、元々「紺部(こんべ)の浜」といって、神さまを祀った人々の住んでいた場所ということに続き、母の通った樟蔭女学校の樟蔭の意味の記述がありました。
樟蔭とは、「樟の余芳の蔭」とのこと。楠木正成夫人の遺徳(余芳)にあやかろうとつけられた校名だったことを知りました。
知らないことばかりです。
よ~く見て下さい。右の阿形像には角がないのに、左の吽形像には角があります。
ご存知ですか。狛犬って獅子から始まっていると。
古代エジプトのスフィンクス像も獅子。ライオンは百獣の王として、そんな昔から最高の守護神だったのですね。
でも、犬に角が生えたのは何故?