こころあそびの記

日常に小さな感動を

花ごよみ

 

 シャクヤク畑。

 こんなにたくさんの株が育っているのに、お世話をされる人影は見たことがありません。丹誠込めておられる方がおられることは元気な株を見れば察しがつきます。

 今年も、満開が近づいてきました。

 

 

 花の交代劇が毎日繰り広げられています。後れじと付いていかなくては。

 盛りを静かに終える花があります。

 その一つが我が家のバラです。

 花びらが株の根元に、はらはらと散っていきます。

 

 

 シリカゲルを入れて、花びらを閉じ込めました。これは一瞬の楽しみです。それでも、集めずにはおれないのは、五月に香り高く咲いてくれた花へのお礼の気持ちです。

 

 

 終わる花がある一方で、今から成長を開始するものもあります。

 コスモスの赤ちゃん。

 

 

 育て方の難しい人参に本葉が出てきました。

 

 

 エンドウ豆は元気です。

 

 

 家庭菜園は今年も、少量多品種です。

 「お母さん、あんどん見てくれた?」

 「なに、それ?」

 「昼夜の温度差がないほうが上手く育つらしいわ~」

 なるほど、先日見た農園では、一株一株に空き袋が被せてあったのは、そういう意味だったんだ。

 すっかり、娘任せの家庭菜園です。

 

 

 ねっ。ルイチャンの向こうの畑。

 きれいに肥料の空き袋が被せてあるでしょう。お百姓さんの仕事は、なんと、根気のいることかと、あれを見たときに感心したことでした。

 

 

 ギンモクセイの実が大量に落ちて、犬がその中から熟し具合のよいのをよって食べるようになりました。

 季節は一歩前に進みます。

 次は、クチナシの白い花の番。さっき見たら、準備万端のようです。

 その次は、泰山木の花。

 紫色が終わったら、梅雨入り。白い花が曇り空に映える季節の到来です。