こころあそびの記

日常に小さな感動を

祝!退院!!

 

 空がきれい。寒中らしい澄み切った空です。

 

 

 シャリンバイの実をジョウビタキが啄み、寒桜の枝にはウグイスが止まっていました。

 川沿いの桜の枝ではメジロがまだかなまだかな?お花はまだかな?と偵察中。

 

 

 仲良しのヒドリガモのつがい。

 コサギが見守る場所では、魚取りに勤しむカワウと、お尻ダンス中のカルガモを見つけました。

 と、そのとき、カワセミが飛びました!お日さまの角度が良くて青緑色が冴えて見えたので間違いありません。

 

 

 今朝のNHKニュースで角野栄子さん(89歳)が取り上げられていました。

 実は私も彼女の「魔法の文学館」の完成を心待ちにしていた一人です。

 全館ピンク色の室内に入れば、どんな気持ちになるのでしょう。それを体験してみたい。

 Instagramで拝見する彼女は、いつもお嬢様お手製のワンピースをお召しで、上から下まで色彩に溢れています。それがまたよくお似合いなのです。

 Wikipediaの書込みに、幼少時にお母様を亡くされたとありました。ひとりあそびの中で夢想力を育まれたのかなと拝察します。

 『魔女の宅急便』のテーマソングにあります。

 

 「 やさしさに包まれたなら

  

  小さいころは神さまがいて

  不思議に夢をかなえてくれた

  やさしい気持ちで目覚めたあとは  

  おとなになっても奇蹟はおこるよ

 

  カーテンを開いて

  静かな木漏れ陽の

  やさしさに包まれたなら きっと

  目にうつる全てのことは

  メッセージ 」

 

 友だちが、いつも私に教えてくれるフレーズは、ここにあったんですね。

 荒井由実さん時代のやさしい声を聞きながら、今日、目にうつったことを思い返しています。

 

 実のところ、この半月ほど胸に引っかかることがあって、解放しきれない自分がいます。

 それは、遠い方ですから私なんかが心配しても仕方ないことですのに。

 

 

 全ての作品を読んだわけではありませんが、この人が”普通“に育ってきたことを思うと貴重な存在だと思うのです。

 昔、あるお母さんがおっしゃった言葉が忘れられません。

 「懇談会のとき、『先生、うちの子は普通に大きくなってくれたらいいんです』と言うたら先生がこう言いはったんよ」

 「お母さん、“普通”がいちばん難しいんですよ」と。

 

 百田さんの『大常識』ではありませんが、今、普通の感覚が壊れようとしています。

 私たちのおじいちゃんおばあちゃんがしてきたこと、言ってたこと、それが“普通”の共通認識でありますように。

 百田さんが元気に復帰されて、病中に誓ったように日本を“普通”の健全な国にもどしてくださるよう祈念しています。

 そして、今は無理しないで静養につとめてくださいますよう切に念じています。