こころあそびの記

日常に小さな感動を

まんぷく

 

 寒波襲来予報。起きた時より通勤時の方が寒くなっていたように感じました。

 仕事を終えて、阪大図書館に本を返却するために寄りました。

 ちょうど、お昼どきを少し過ぎたところでしたので、学食は部外者も利用できる時間です。

 そうだ。学食に行ってみよう。そう思い立ちまして、見学がてら行ってみることにしました。

 

 

 

 何にしようか迷った末に、カレーコーナーへ。「HALAL」と表示されたカレーがあることに驚き、今どきの学食事情を見た思いがしました。

 イスラム圏からの留学生にも対応してるなんて、町のレストランみたいです。

 どれにしようかと迷った末に、そのHALALカレーを注文しました。よそって下さったカレーは、お味もスパイスが効いて町のレストランと遜色ない美味しさです。なので、これは学生さんのカロリー量だから残さなくてはならない、と分かっていながら、あれよあれよという間にペロッと食べてしまったことに後悔は、ありません!

 自分の学生時代にはなかった経験ができて、身も心も満足したお昼ご飯でした。

 

 

 今朝の朝ドラ『まんぷく』は、ついに、万平さんが“ひらめいた”神回でした。

 女性が観る朝ドラですから、妻のがんばりを色濃く描く傾向はあるとは思いますが、それでも福子さんみたいによくできた人が奥さんだったことは、万平さんにとってなによりの幸運でした。

 わびしい食卓を囲んでいるのに、温かいムードを演出できるなんて、福子さんは賢婦です。

 

 

 このドラマの中で本物の大阪弁をしゃべっているのが桐谷健太さんです。天六(天神橋六丁目)出身ですから、彼が加われば元気な大阪のドラマになると期待されての出演でしょう。

 ネットで調べたら、彼は桜塚高校出身だそうですね。

 桜塚高校といえば、『まんぷく』の後に放送される『日本縦断こころ旅』に出演されてる火野正平さんも、いっとき同校に在籍されていたようです。

 彼の場合は、私の散歩道にある中学に通われていたみたいですから、より親しく思ってしまうのも不思議はないのかもしれません。

 

 

 火野正平さんのあのつかみ所のない感じ。あれは、桜塚高校と無関係ではないように思って見ています。

 桜塚高校は当時、全日制と定時制があって、第一学区では二校しかないうちの一校でした。

 それからなんといっても同校の特色は女子の制服でした。戦後、男女共学になる前は女学校でしたから、その名残を留めた、ジャンパースカートとボレロという、ピカイチのかわいらしさは私たちの憧れでした。

 そんな学校にちょこっと首を突っ込んだ正平さんは、多分、フェミニストの洗礼を受けたのではないでしょうか。

 あのソフトな感じ。学校の影響だけとは云えないのは分かっていますが、彼が自転車をこぐ様子が、同窓の息子に見えて仕方ないのです。

 彼が、自転車をおりるまでに、桜塚高校への通学路を走ってもらいたいと密かに願っているミーハーな母親です。