今日は大阪歴史博物館で開催された『森ノ宮には何があった』というテーマの講座に出席してきました。
まさか、朝から夕方まで通しであるなんて思ってもみなくて、どうせ昼からは難波宮の見学でも行くんだろうと、軽い気持ちで行きました。
そうしたら、なんと、これだけの先生が休みなく講義してくださって、ありがたいやらしんどいやら。
終わったときには、ぐったりでした。
でも、この講座。大人気で抽選に当たったから参加できたんです。会場は広い階段教室でしたが、欠席者もなく満員だったんですよ。
せっかくの馬場町ですから、大阪城公園を通り抜けない手はありません。
JR大阪城公園駅で降りて、ツアーコンダクターの説明を聞いている観光客の後ろをすり抜けて歩きました。
お堀にキンクロハジロの大群が集まっていました。
そういえば、さっき、阪急電車の中から、十三大橋北詰にホシハジロの大群が浮いているのを見かけたことを思い出しました。
冬の間、おのおの好きなところに散らばって過ごしていたのに集合しているということは、いよいよ北に向けて旅立つ日が近づいているということでしょう。
彼らの旅立ちは北風の強い日です。その風に乗って長旅をスタートさせます。今夜あたり、真夜中に上る月明かりに照らされて渡っていくかもしれません。
また帰ってきてね。
もう最終章の梅園でした。
再来週には、人々の歓声は此処じゃなくて西の丸庭園の方で上がることでしょう。
蛇足ですが、
「あおによし寧楽のみやこは咲く花の
薫ふがごとく今盛りなり」小野老
この歌の中で咲き誇っているのは梅なんだそうです。知らないことが多くて、お恥ずかしいことです。
上町筋に出る間際、豊国神社にお参りしました。
本殿前の階段下で、英語の説明に熱心に耳を傾けているご夫妻がおられました。
個人旅行客でしょうね。日本が好きでいらしたことが分かるほど、真剣に参拝しておられました。
大阪には観光できる場所がない中で、唯一といえる大阪城。
中国語、韓国語だけではなく、ラテン語も英語も聞こえてきました。
ここの平和をそれぞれのお国に持って帰って、世界中が平和になりますように。
平和の象徴のように見える公園ですが、このように穏やかになるまでには、どれほどの経験をしたことか。
それが今日の講義内容でした。そのご報告はまた明日。