こころあそびの記

日常に小さな感動を

おめでとうの春

 

 今日はうれしいことがいっぱいです。何からお話しましょう。

 まずは、朝一番にウグイスの初鳴きが庭に響しました。

 「ホーホケキョ」と鳴き始めたので、慌てて双眼鏡を持って外に飛び出したのですが、ウグイスは枝先よりも葉の茂みの中を移動するため、レンズでその姿を確認することはできませんでした。

 槙から泰山木へ。桜からヒマラヤ杉へ。飛び移っては鳴いてくれました。

 里で美声訓練し終えたら、山に入って巣を作り、繁殖を始めるそうです。

 

 

 彼らがこんな美声で鳴くようになったのは、このウグイス色にあります。

 「鶯や鳴かねば それと気づかずに」といわれるゆえんです。

 雌にアピールするには、この地味な色をカバーするものが必要。だから、こんなに美しく鳴くようになったと聞きます。

 さらに、雌の争奪戦が終われば、今度はその巣にホトトギスから托卵を受けます。

 賢いようで、気のいいウグイスです。

 

 

 わんこの足の具合が悪くて、しばらく行けなかったアリーナに、好天に後押しされて行ってきました。

 もう咲いてるかな。

 

 

 わくわくしながらサンシュユ林を目指して歩いていましたら、遠くからでも枝先が黄色に染まっているが見えてうれしくなりました。

 黄色い花の咲き出すシーズンです。

 

 

 マンサクの花。

 

 

 いわずとしれた菜の花。

 

 

 タンポポだって。

 

 

 崖に水仙が群れて咲いている場所はないかしらと探していたら、ありました。この情景になぜか懐かしさを感じる私です。

 

 

 昨夜、アカデミー賞の発表がありました。『君たちはどう生きるか』が長編アニメーション賞を、『ゴジラマイナス1.0』が視覚効果賞をそれぞれ受賞したそうです。

 今回は、受賞作をどちらも鑑賞していましたから、おめでとうの気持ちにも念が入ります。

 どっちがと訊ねられたら、『ゴジラ』かな?

 山崎貴監督の表現のおかげで、温かみのあるゴジラ映画になっていました。

 授賞式の壇上で、「君たちにも挑戦権があることを証明したよ」と、VFXを志す若者達に語りかけました。

 新境地を拓く人々に心から拍手を送りたいと思います。

 ついでにご報告しますと、近所の私学高校から初めての東大合格者が出たと大騒ぎです。東大が凄いというのではなく、そこまで頑張れる環境を整えた学校の努力が実ったことに沸いているわけです。

 これが後輩をどれほど勇気づけることかと感激しています。

 後に続け!先生たちの意気込みが例年以上に高まっている様子が伝わってきます。

 春を迎えた全ての人々。

 おめでとう。心からお祝い申し上げます。