春には、かわいい釣り鐘形の白い小さな花を咲かせ、初冬にはこんな鮮やかな朱色で楽しませてくれる木です。
今日の午前中、山が白っぽく見えました。中国大陸から強風に乗ってやってきた季節はずれの黄砂のためだとか。
ひどいところでは、視覚が遮られるほどだといいます。
偏西風が強いからか、あるいは砂漠化がひどいからなのか。何年か後には、冬の風物詩になってしまうのでしょうか。
わんこと一緒にアリーナに行きました。
歩けば必ず新しい発見がありまして、今日は枇杷の花が開き始めていることに気づきました。
風が強かったにも関わらず、とてもよい香りがしました。でも、もしかしたら、風が香りを撒き散らしていたのかもしれません。
その枇杷の木に、きれいなクモが巣を作っていました。なんと美しい模様でしょう。
ジョロウグモというそうです。
創造主の無限の発想力に、今日も驚かされました。
帰りに、カーラジオを付けたら聞きなじみのある声が、歌詞の一言一言をはっきり歌っていました。
瞬間、これは、玉置浩二さんの声ではないかと思って、耳をそばだてて、ラジオさん、どうか、曲名を教えてねと期待して待ちました。
曲が終わったところで、「玉置浩二さんの『出会い』でした」というアナウンサーの声で、やっぱり!と納得。
世の中には、いろんな分野に神様からのギフテッドがありますが、彼の声もきっとそうなんでしょうね。
昔、彼の二度目の奥さんになる前の薬師丸ひろ子さんが、『笑っていいとも』に出演されたことがありました。
司会のタモリさんが、薬師丸さんに「あの声で横で歌われたら、そりゃやられるわ」と、言われ、その後、結婚されたこと、おばさんは覚えています。
ラジオから流れた『出会い』という歌は、今の音楽とは比べものにならないほど、スローでした。
年寄りの私たちにとっての耳触りがよい曲というのは、ドレミがはっきりしたスローテンポなものです。
そういえば、近頃、20年前の朝ドラ『さくら』が放送されています。
先日、たまたま聴いた時、その静かで落ち着いたメロディーに心和んだ感じがしたことです。
樫山文枝さんの出演が、より郷愁を誘います。『おはなはん』は、私が中学三年生のときの作品ですから。
主題歌はどなたの作曲かと調べたら、懐かしいお名前。小六禮次郎さんでした。倍賞千恵子さんのご主人です。
そう。あの頃の音楽は優しい。怖くない。
そう感じるのは、多感な青春期に、一番たくさん聴いた音楽だからかもしれません。
小六禮次郎さんも映画『ゴジラ』の作曲を数多く手掛けておられるようですが、『ゴジラ』といえば、なんといってもアレですよね。
「ドシラドシラ ドシラソラシド♪」
うわ~。ゴジラがやってくる!
大ヒット中の『ゴジラ マイナス1』でも、これは外せない音楽でした。
作曲家は、伊福部昭さんです。
「ドシラドシラ ドシラソラシド」
このカタカナをGoogle検索したら、ヒットしてしまうという驚きの名曲です。老若男女、みんなの記憶に書き込まれているなんて、すごくないですか?