春になって山が笑うのは霞がかかって見えるからでしょうか。
それとも、一斉に芽吹く木々のせい?
さてさて、桜の開花がいよいよ来週に迫ってまいりました。
春の幕開けが例年通りにやってくることに心踊ります。
春。うれしい響きです。
今日は、市軸稲荷神社の月次祭に行ってみることにしました。
お天気は上々でしたから、散歩がてら阪大を抜けて歩いてましたら、美しく囀る鳥の声に気づきました。
声の主は、道端の塀の上に止まってカメラを向けても鳴き続けています。
姿は特徴的な青色だったので、すぐに「イソヒヨドリ」だと分かりました。
彼らの歌声は素晴らしく美しいことで有名らしいです。確かに、音程は一本調子ではないし、声質は水笛みたいで、姿からは想像できません。
後で調べたら、イソヒヨドリは「幸せの青い鳥」と呼ばれているそうです。
彼らに会うということは、自分が幸せを手繰り寄せたことになるとも書いてありました。
その幸せはあなたの手中にあることに、早く気づきなさいとも。
イソヒヨドリを初めて見たのは、もう十年くらい前です。久しぶりに二回目の対面を果たして、気分はルンルンでした。
そして、着いた市軸稲荷神社の「鳴動神事」。
祭神の前で湯を沸かして、神主さんが祝詞を奏上すると、お釜が音をたてるのです。
音は、一定になり続けるのではなく、大きく小さくうねります。
神事のあとで、神主さんが「今日はよく鳴りました」と仰いましたので、安堵しました。
それは、鳴動音は参加者に穢れがあると弱くなったり、鳴らなくなったりすることがある、と聞かされていたからです。
初参加の私なんかのために、そんなことになったらどうしようと、と心配していたのです。無事に終わってよかった。イソヒヨドリのおかげかな?
目に見えないものに守られて生きていることを、神さま事は教えて下さいます。
そして、早速、神意は自然の中に溢れていることを、帰り道で見つけました。
一緒に行った友達が気づいたのです。私一人では見えなかったことでしょう。助けてくれる友達がいることに感謝です。
春日神社横の原っぱで、つくしの群生を見つけたのです。
春の到来を告げるものは数あれど、つくしは誰もが待ちわびる存在です。
そんな子に会えたことも、今日の幸せ日記に書き留めておきましょう。
ありがとうの一日でした。と。