こころあそびの記

日常に小さな感動を

春模様

 

 朝の最低気温は4度。

 その後、太陽が大地をどんどん温めて、最高気温は18度まで上昇して、朝昼の気温差が大きい一日でした。

 コートもマフラーもはぎ取りたくなるほどの好天に、気持ちのよい屋外に連れ出された方も多かったのではないでしょうか。

 

 

 まだ、ちらほら咲きなのに、気の早いヒヨドリがやってきて、花の中に顔を突っ込んで蜜を吸っています。

 上空から見ていたら見えるのかも知れませんが、鳥は目だけで探しているのではないように思います。

 小さな小さな池でも見つけて、小さな魚を捕るという感覚は人間にはできないことです。人間こそが何でも出来ると胸を張っていますが、鳥だけに与えられた能力があります。

 神さまはそうやって自然界に王者を作らず、平等にすべてに愛を届けているのだと感心したりして。

 

 

 朝の散歩で、久しぶりにルイチャンと会えました。

 飼い主さんの奥さんが椅子に腰掛けて本を読んでおられる横で、お利口さんしているところでした。

 「すみません。写真撮ってもいいですか?」

 と、声かけしたら、直ぐに振り向いて席を立って下さいましたので、しばらくお話しました。

 「今日はご主人じゃないのですか?」

 「今、農協に野菜を届けに行ってます。その間、ここで待ってるところです」

 「ルイチャンはかわいいお顔してますよね」

 「この子の母親は白黒、父親は茶色なんです」

 「へぇ~ミックスしたらこうなったのですか?」

 「そう。でも、顔立ちは母親そっくり」

 「ルイチャンは男の子だから、お母さんそっくりなんて、人間みたい(笑)」

 そんなたわいもないお話につきあってくださる、心優しい飼い主さんでした。

 

 

 池の周りに咲く水仙の花。

 此処が、ナルシストに一番似合う場所かもしれません。

 

 

 丈の短い黄水仙もかわいいです。

 

 温かな日差しを受けて花々が咲き出しました。

 

 

 はこべが萌えだしました。

 

 

 路傍のスミレ。

 

 

 クロッカスもようやくのご登場。

 遅刻ですよ!

 

 

 雨で流れたはずのクレソン。

 ちゃんと、元の場所に息を吹き返しました。白い花が咲く5月が待ち遠しいことです。

 

 家に帰ってきたら、ユキヤナギが花数をうんと増やしていました。

 来週末は桜が開花しますが、それは花冷えの季節でもあります。

 不順の候、健康にお過ごしください。