こころあそびの記

日常に小さな感動を

はだかでも腹巻きしている金太郎

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 今週が統計上では暑さのピークだとラジオが伝えています。
 そういえば、今朝、窓から東の空にオレンジピンク色の雲が見えました。暑い暑いとうかうか過ごしているうちに、日の出は5時11分と遅くなっています。暗いうちから起き出す日々が始まる予感を感じた朝でした。
 週末は立秋です。
 祭りの後はさびしいもの。体が楽になる一方で心で感じる秋に向かっています。

 そんな朝の詩は8歳の坊やでした。
 田んぼがどんどんなくなって、カエルもトンボもいなくなると綴ったあとに、
「どーするん そうちゃんは おむすびが すきやのに」
と、ご飯大好きな気持ちが溢れた詩でした。
 上手に書けてたから、うれしくなりました。
 みんなの大好きなお米が実る秋まであと少し。頑張ろう。

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 これだけの暑さですから、水分は私たちの体を本当によく助けてくれました。水を捌くために、胃腸もフル活動してくれたことでしょう。お疲れ様でした。
 近頃は腸内細菌が作る腸内フローラというお花畑も周知されるようになりました。
 腸博士の藤田紘一郎先生が、腸には回虫を飼うべきと論じられた頃は、みんなびっくりしました。しかし、世の中が潔癖志向になればなるほど、免疫力がおちていくということを教えて下さった先生の言葉は説得力があります。
 免疫は血液が担っていると思われていますが、実は、腸が七割方を占めているということをご存知でしょうか。
 腸が美しいというのは、注腸して何もない状態ではなくて、美しい腸内フローラが形成されていることを指しています。善玉菌とか悪玉菌とか騒がしいことですが、そのバランスの状態は意外なことで分かります。
 排便です。漢方の問診表には「あなたは、トイレットペーパーを使いますか?」とあります。
 スッキリ切れる便と肛門の健康があれば、ペーパーは必要ないことが、ワンコを見ればわかります。
 それから、おならの臭いも大いに関係あります。無臭~微臭なら健康な状態でありましょう。
 更に、排便の時間帯です。
 体内時計は西洋医学ではサーカディアンリズムといいます。中医学でも同じように「子午流注」といって、何時にどこの臓器が働くかが示されています。
 大腸は早朝5~7時と決まっています。そんなことないわ、私は夜よ。といわれる方があってもいいのです。それは人それぞれの生活リズムです。
 ただ、自然の循環に従えば、スムーズな朝の排便がからだの望むところであるとはいえるでしょう。
 そして、秋に旺盛になる臓器は肺です。大腸は肺の裏臓器です。
 一日レベルでも、四季の循環でも、各臓器が役割をバトンリレーしていく仕組みは合理的で理解しやすいものです。各器官が相互に助け合って調和を保っている体。健康読本を読まなくても、健康とは何かを根底から教えてくれるのが自分の体である気がいたします。
 働く体を意識することから、自分の体への思いやりが生まれるように思うのです。