こころあそびの記

日常に小さな感動を

パドルグローブ

 

 朝、薄日が射していましたから、見上げてお月様を探しましたが雲に阻まれて見ることは叶いませんでした。

 満月から四日経ちました。有明の月を望める朝を待っています。

 

 

 プールの前に一巡り。

 

 

 馬酔木の若芽のかわいい色。

 

 

 白木蓮はもう来年の花芽の準備を完了していました。こないだ見た1個の実を落として、そこから2つ枝を伸ばして花芽を出すそうです。一つから二つ。考えられた生き方です。

 

 

 今朝も睡蓮が咲いていました。水面から茎を伸ばして咲くものもあるのですね。

 

 

 今日、プールで面白い道具を使いましたよ。

 指の間に水掻きがついている手袋です。

 この手袋をはめると、水の抵抗が大きくなるから、カロリー消費に役立つということらしいです。たくさん水をかけるということは、それだけ推進力が増すということです。

 なるほど、水をかく腕に力が入ります。カエルが意外に太い手足の筋肉を持っているわけが分かりました。

 最近のスポーツ科学の一端を見た思いがしました。

 

 こんなありふれた仕掛けを、これいいやん!とチョイスするのも能力です。そして、大方の人間の発明は、自然の観察から生まれることが知られています。

 ドローンは蜜蜂から、リニア新幹線アホウドリから。

 こういう先端技術さえ、じっと観察したり、あるいは、たまたま見た光景に閃いた人がいたから創造にこぎ着けることができたはずです。

 

 昔、洗濯機の中で洗濯ものがからまるのを防ぐボールが、一大ブームになって、一介の主婦も億万長者になれるチャンス到来かもと、夢が広がったことがありました。

 しかし、こういう身近な発明さえ、誰もができることではありません。

 注意深い観察眼と、それを解決しようという根性が必要です。

 あ~あ。どっちもないから、一介の主婦のままのウン十年。

 この夏はパドルグローブでもはめて、懸命に水をかいて二の腕の振り袖と格闘するといたしましょう。