こころあそびの記

日常に小さな感動を

水中健康教室

 

 「真っ赤や!」という孫の声で慌てて外に出たときには、茜色は消えかけていました。

 初めはもっと桃色だったとか。

 それでも、残照に間に合ったことが幸せな夕刻でした。

 

 

 カメムシの大量発生がニュースに取り上げられるなんて、と聞き流していましたが、それが事実であることが出歩くことで判明。

 阪大の箕面キャンパスの階段では、一段に一匹。

 桜井駅のホーム上にも、踏みつぶされた残骸が数知れず、石橋駅もしかりでした。

 大量発生は和歌山、奈良、京都、兵庫と云われ、大阪は入ってないのにこの状況です。他府県の凄さが察せられるところです。

 一般に彼らが嫌われるのは、その不快臭のゆえですが、耕作者には農作物への被害が深刻です。

 なんでも、ストローを果実に差し込んで美味しい汁を吸うとか。

 天敵を蹴散らす臭いを持ち、栄養ドリンクを吸い出すなんて。小さいながらも必死に生きる姿が、昆虫好きにはたまらないのかもしれません。

 

 

 今日はプールに行ってきました。

 前回まで解放されていた大窓は、隙間を僅かに残して閉じられていましたし、水に入った途端、冷たい!と感じたのは今日が初めてでした。

 季節は巡り、秋になったことを実感したプールでした。

 

 一ヶ月前、初めてプールにウォーキングに行った日に、ロッカーでご一緒になった方から、「まだ入れるから、水中健康教室に参加してみては?絶対、体が楽になるよ」と、勧められました。

 おすすめに応じて良かったと思っています。

 自分の身体は自分でケアするしかないことを、今回の膝痛であらためて思い知ったことです。

 はじめのうち、整骨院で治療をしていましたが、悪化するばかり。

 今は思います。それは、ひとを頼っていたからだと。

 自分の身体がどうしてほしいと言ってるか。それを察知するのは自分しかありません。

 プールはまだ数回ですが、膝裏のコリコリはいつの間にか消えています。

 人それぞれ治療法は違いますから一概にいえるものではありませんが、私はもともと水が好きだから、プールウォーキングが合っているのでしょう。

 

 

 それから、お話するのもお恥ずかしいのですが、今日、教室終了後に先生に呼び止められました。

 「前回まで固かった体が、今日は柔らかくなっていましたよ~」

 アホですね。小学生が先生に褒められた時みたいに、うれしくて照れてしまいました。

 誰かに、褒めてもらうことは何よりの薬であることは間違いありません。

 おかげで、ぐっすり昼寝ができました。良薬。よく効きましたよ。

 先生、ありがとうございました。