こころあそびの記

日常に小さな感動を

緋連雀

 

 きのうのブログの最後の写真。

 あとから確認したら、間違っていたことをお詫びします。

 正しくは、「ヒレンジャク(緋連雀)」でした。尖った冠羽が特徴的な鳥で、日本へは冬鳥としてやってきます。

 全体的に黄色だったらキレンジャクですが、いっしょに群れていることもあるようですので、見分けは難しいかもしれません。

 それも、単体ではなく数羽から百羽をこえる大集団で行動することもあるとか。

 電線に群れていると、雀にしか思わない私はまだまだバードウォッチング初心者です。

 

 

 写真集を捲りながら、彼が自慢気に手を止めたのがこの一枚です。

 「アサギマダラ」というだけではなく、識別番号が羽根に書き込まれている特別な個体です。

 この小さないのちが、何万キロも飛び続けるのは、どういう理由があるのでしょう。

 たぶん、ご先祖がそうしてきたから自分も飛び続けていると答えるでしょう。

 いのちの源流に迫る思いを抱かせる蝶です。

 

 

 きのうの男性に会えて良かった。

 それは、彼の博識と行動力に驚いたからではなく、楽しく生きることを教えてもらったからです。

 息詰まった時には、思い出したい彼の笑顔です。どうぞお元気で。

 

 

 さて、早くも今日で8月はお仕舞いです。

 そして、台風10号に翻弄された本日は、立春から数えて二百十日目です。

 もしかしたら台風10号は暦に合わすために、この日を待って、うろうろし続けていたのかしら。

 どうぞお気遣いなく、早めに移動くださるようにお願いしたいところです。

 

 と、季節のことを書いていたら、先の彼の「毎日、同窓会のみんなに写真と季節の話題を送っているんです」という言葉を思い出しました。

 えっ?そうなんです!私と同じことなさっている同士だったんです。

 それこそ、「誰かのために書く」のではなく、己の為に書いておられたのです。

 心躍ることを見つけたら、体は嫌でも動き始めます。

 心と体の連動サイクルを止めない。

 そうやって年を経ていくうちに、いつの間にか幸せに行き着く気がします。