二、三日前から庭で三頭の蝶々が乱舞しています。
面白いことに、いつ見ても三頭なのです。
調べてみたら、ツマグロヒョウモンという蝶で、写真の真ん中に映っている白い模様の羽を持っているのが、雌だそうです。
いゃだぁ。1:2。男の子二人に追われるモテモテの女の子という図に、可笑しさがこみ上げます。
勝負つくまで、おきばりやす。
ちなみに、蝶は何頭と数えるそうです。知らなかったぁ。
「座ってばかりいると・・・」という記事にドキッとするのは、私ばかりでなく、高齢者に共通だと思います。
わかっちゃいるけどやめられない。
急ぐ用事もないから、なんとなく座位で一日過ごしてしまう生活をしがちです。
この記事には、認知症と座位時間の関係が報告されていました。
一日に10時間以上の座りっぱなしは、認知機能を衰えさせる要因になるそうです。
この記事を書いておられるのが男性医師ですから、普通の生活スタイルはあまりご存知ないことは、30分に1回は立ち上がりましょう。という記述で分かりました。
人間だもの時間を区切って機械仕掛けのようには動けないよなんて言ったら叱られそうです。
高齢者が増えるに従って、商魂たくましい輩が散見します。
脳力を衰えさせないためにと銘打った脳トレなんか見るにつけ、苦笑してしまいます。
もちろん、それらを利用する手もありましょう。
しかし、それらを横目に、私がいつも思うのは、御膳立てしてもらわなくても自分でできるもん!です。
まず、雑記帳を一冊。鉛筆を一本もしくはシャープペンシル可。
テレビやラジオから流れてくる言葉や熟語のうち、分からないものを書き出してみるのです。
分からない言葉を書き留めるためには、辞書をひかなくてはなりません。
こないだ見た養老孟司さんのYouTube動画でも、辞書を引く楽しさをお話になっていました。 忙しかった若い時にはできなかった時間の使い方です。
知らない言葉や、うる覚えの言葉を確認しながら書き出してみることは、市販のドリルより認知機能に効果をもたらすように思います。
自分の耳から入った言葉を、目で見える字に起こして、意味を知るという一連の作業には、喜びも含まれます。
それと、精神を健全に保つもう一つの大きな柱は、季節の移ろいを楽しみながら歩くことです。
昨日と違う何かを見つけることは、心に喜びをもたらします。
それは古代の仙人も実行していた秘法です。
だからといって、この21世紀に生きる私たちは世情とかけ離れて生活することはできません。
辞書を片手に、ニュースに出てくる知らない単語を調べることと、散歩して自然と共生すること。それが両輪となって、好奇心を維持することでしょう。
認知機能を衰えさせないためにできる最善を尽くしましょう。
それでも、衰えたなら受け入れる勇気を持ちましょう。
今朝の『こころ旅』に映った「ハマナスの真っ赤なロースヒップ」。
あんまりかわいいから、雑記帳に描き込んだことでした。