さて、皆さん。この切符。どこ行きの切符でしょう。
そうです。
経由のところに、”関西・東海道“という印字があるように、以前から乗ってみたかった関西本線に乗る旅です。
箕面を始発で出発して、名古屋まわりで東海道本線に乗って戻ってきます。
それを、一枚の切符に作ってもらうために、昨日、川西池田駅の緑の窓口に行ったわけです。
大和路線で奈良に着いた頃はまだ夜が明け切らず、どんよりした空模様に心配もしました。
が、梅で有名な月ヶ瀬を通過する頃には、快晴に。
この森の気は、一朝一夕に人間が力づくで作り出せるものではなく、長い長い歴史があってのこと。ということを、今日は観光ボランティアガイドさんに教えていただきました。
大鳥居の横に「ボランティアガイド」と書いてあったので、一人椅子に腰掛けておられた男性にお願いしましたら、気持ちよく応じて下さいました。
あとで道々会った方から、「この人、一番のガイドさんや」と、聞いてびっくり。高千穂のときと同じです。私はほんとにラッキーです。
おん歳、84歳と伺ってまた、びっくり!熱田の神様に守護されておられるお方と思えば、お話はよりありがたく聞こえたことでした。
信長、秀吉、家康の三人を輩出したこの名古屋。
更にその昔、頼朝のご母堂は熱田神宮の宮司さんのご息女だったと聞くと、この土地がどれほど日本の国づくりに関わりの深い場所だったかが分かります。
拝殿前の楠は大正天皇と昭和天皇のお手植え。 手水舎横の大楠は弘法大師のお手植え。
みなさまは、社殿の奥の道を巡られたことはありますか。
神様と近づける場所であったり、伊勢神宮の荒御魂の神様がおられたりして、前から私はこの道が好きです。
清水舎では、今日も長い行列ができていました。
ただ、お水を三回かける場所と思っていましたが、あの泉の真ん中にある石は楊貴妃の石塔の残骸だとか。
ここは、昔、蓬莱の地と云われていました。東海の蓬莱に不老不死を求めて、唐の玄宗皇帝が日本に攻めようとしたとき、楊貴妃がそれを押しとどめてくれた。といういわれがあるそうです。
ガイドさんは、だから正門前のウナギ屋さんは「蓬莱」という屋号なんですよと教えてくださったことです。
楽しい旅でした。
今日も元気でおれたこと、神様に感謝感謝です。