こころあそびの記

日常に小さな感動を

星降る一日

 

 きのうは、宝塚市にあるベガホールで開催された「オンガンコンサート」にお誘いいただきました。

 

 

 オルガンといえば、私たちが小学校に通った頃は各教室に足踏みオルガンがありまして、そう、「二十四の瞳」で大石先生が弾いていたイメージですね。

 ところが、最近のオルガンは壁面いっぱいの超高級品で、なかなか聴く機会もありませんのに、こんな近くで聞かせていただけて幸せなことでした。

 そのオルガン伴奏で歌われたのは、美堂舞さんでした。天使が舞い降りたようなという形容がぴったりの歌声に心洗われた一時間余りを過ごしてまいりました。

 

 

 帰宅後、散歩に出たら、雑木林で十月桜の蜜を逆さまになって吸っているメジロと目が合ってしまいました。メジロは春。という勝手な思いを裏切ってくれたメジロ。どうか、この寒さを乗り越えておくれと念じたことでした。

 

 

 薄雲が広がって十三夜のお月様が滲んでいます。「ふたご座流星群」の観察が遠のいていきそうで、少し悲しい夕刻でありました。

 その後、空がますます白くなったので観望は諦めて、YouTubeで星空ライブを探しましたら、北海道十勝、釧路、福島県の星の村など数カ所の星空を観ることができました。

 いや~ほんとに便利な世の中になりました。こういう時だけは科学の恩恵に感謝です。

 

 

 でもね、ほんとうは、映像もいいけど実際にこの目でみたい気持ちも少し残しながら就寝したのです。

 朝、早朝5時。東の空には、北斗七星からアーツゥルスク、スピカと春の大曲線が見えていましたのに、ふたご座は南中から少し西よりで、雲に隠されそうになっているところでした。

 その時です。その雲から南西に流れたのです!流れ星が一瞬輝いて堕ちていきました。

 

 むかう空にながれて落ちる星のあり

 悲しめる身の命のこぼれ

             斉藤茂吉

 

 天然の不思議を見るにしても、人は自分の心を透して観るものなのですね。

 その点、空っぽの胸に去来するものさえなく見送れた自分は幸せだったのかもしれません。