こころあそびの記

日常に小さな感動を

岩屋港にて

 

 白露の朝。庭を歩くと芝生が足を濡らします。ちいさな秋です。

 

 

 天文薄明の空高く木星がぽつんと一つ残っていました。

 夕方、初めて見える星が一番星なら、最後に消える星はなんと言うのでしょう。清少納言のようにはいきません。

 

 

 今日は元町で陸先生の講義があります。

 勉強そっちのけで、神戸に向いて出て行くならいかに楽しい寄り道を考えるか。それが、私の楽しみです。

 泊まりじゃなくて、せいぜい半日のミニ旅を考えることが、心をワクワク動かします。こんな楽しい健康法もあるのです。

 幸いにして、交通網の整備された場所に住んでいるから、こんなことが可能であることは、感謝しなくてはなりません。

 その実行のために、きのうから、悪ガキの本領発揮。船というキーワードで行き着いたのは、淡路島でした。

 

 

 明石から出発。昔はタコフェリーと言いましたのに、今はおしゃれにジェノバラインと呼び名が替わっていました。たった十分の船旅ながら、明石海峡大橋をくぐって、大小の船の往来を見られたことは、非日常を感じるに十分でした。

 

 

 車で行くと、岩屋のサービスエリアで一息ついて、高速道路で南あわじまで直行してしまいがちです。

 さっき、岩屋で入った珈琲店の店主から、今は北淡路がブームだと聞きました。行きたくなるような情報をいろいろ教えてもらえたのは、歩きの旅ならではです。

 

 こんな気持ちのよい場所でブログを書いていたら、勉強会はさぼろうかなという思いになってきます。

 陸先生でなかったら、帰ってしまうかも。お世話になった陸先生だから裏切れないのです。行ってきます。

 帰りは高速バスで三宮に帰ります。