こころあそびの記

日常に小さな感動を

今日は晴れ!

 

 早朝、外に出たら、西の空に立ち待ち月が残っているのを見つけました。それで、晴れることを確信できました。

 今日は晴れ!という喜びは人間だけではなく生きとし生けるものすべてが天から享受できる恵みです。

 うずうずといのちが動き出す朝でした。

 

 

 でも実は、予兆はきのうの夕方から始まっていました。

 ゲートが開くのを今か今かと興奮して待つ競走馬のように、ヨーイドン!の号砲が鳴るのを待ちわびて、ついには、フライング気味に散歩に出かけてしまった昨夕でした。

 その折りに遭遇した美しい景色をご報告いたします。

 

 

 霧雨と傾く太陽という条件があれば、あれ!ですね。東の方を何度も振り返って、ついに見つけることができた儚い虹でした。

 思い通りにならないはずの虹との遭遇で、気分は上々になりました。

 

 

 その後、阪大の池でこの光芒を見たときは、「立ち去りがたい」気持ちになってしまいました。

 雲は流れ、太陽は沈んでいきますから、天使の梯子も同じところに固定されてはいません。刻々と変化する景色を見続けていたい。後ろ髪をひかれる思いを断ち切る勇気が出なくて困ったことでした。

 

 

 さあ、一夜が明けました。予報通りの快晴です。

 脱兎のごとく駆け出した先は聖天展望台です。

 西江寺の住職さまの奥様が、雨上がりの境内を掃除されていました。

 「おはようございます。四十雀が鳴いていますね」

 「ええ。ウグイスも鳴きますよ。」

 「気持ちいいですね。聖天展望台まで上がってみます」

 「行ってらっしゃい!お気をつけて」

 弾む言葉と満面の笑顔から、みんなが気持ちいいと感じていることが伝わる朝でした。

 

 

 ハナズオウが色づいていました。

 

 

 ミツバツツジが咲き始めました。

 

 

 ヤブツバキはおしまい。春時計は思いのほか早巻きで、うかうかしていると見逃すことになります。

 桜だって、今日現在は咲く素振りも見せないくせに、あっという間に開くんですよね。開花予想は明日だそうです。

 

 

 大阪平野と大阪湾が見渡せる聖天展望台。ここに来ると思わず深呼吸したくなります。すべての人々の平安という幸せが続きますように、と。

 

 

 西江寺から滝道に下りる道に、不動明王がまつられています。

 満開の沈丁花の香りに包まれて、今日ばかりは怖くないお姿に見えました。

 「ノウマクサマンダバザラダンセンダマカロシヤダソワタヤウンタラタカンマン」と、貼り付けてある真言を読み上げました。何度読んでも、覚えられないけれど許して下さる不動明王に感謝して、楽しい朝の遠足は終わりました。