こころあそびの記

日常に小さな感動を

朝の楽しみ

 

 スタバの宣伝になりそうですが、お許し下さいませ。

 こんな田舎町に、ついにスターバックスが出店しましたので、昨日、見学に行ってみました。

 

 

 お店のある場所は百楽荘です。

 ですから、この手書きのボードの「百の楽しみをお届けできる店」という言葉の選択に笑ってしまいました。

 もちろん「グッド!」と。

 スタッフか、はたまたチームリーダーがわかりませんが、その手腕に感心して、いざ店内へ。

 

 

 新しいということはいいことです。

 コーヒーの香りが立ち込める店内は、噂を聞きつけた人たちでほぼ埋まっていました。

 奥の方まで移動したら、赤ちゃん連れの若夫婦や、モーニングを楽しむ若いグループが目に付きました。

 あのボードの決意にあるように、地域に貢献できるお店になりそうな予感がして私もうれしくなりました。

 なぜなら、近くにあった京都の「からふねコーヒー」が撤退してから、この地域は喫茶店の空白状態が長年続いていたのです。待ちに待ったみんなの笑顔がまぶしい朝でした。

 

 

 家まで徒歩5分。帰る途中でサンシュユの真っ赤な実を見つけました。

 黄色い花が春を告げてくれる貴重な木です。どうか、ここにい続けてほしい。田舎のささやかな楽しみはこんなところにあるのですから。

 

 

 その隣の花梨の木の根元には、収穫されることもなく落下した実が集められていて、ちょっと辛くなりました。

 花梨は私たちの会の名前の木。

 発信が生かされることなく朽ちていくことにどこか似ています。それでも、大地に帰っていけるその姿に救いを見たことです。

 

 

  「イヌタデ」は別名アカマンマ。子どもがおままごとで赤飯に見立てて使います。

 これなら家の庭にもあるはずとばかり、庭を探しましたがあったはずの場所に見あたりません。

 調べたらこの花は4月から11月のものだそうで、植物の確かな体内時計に恐れ入りました。

 季節は晩秋から冬へ。

 今日は「花梨の会」の定例会です。行ってきます。