こころあそびの記

日常に小さな感動を

『Jubilee』

  

 チケットが入手できたので、またまた宝塚歌劇を観に行ってきました。

 途中、川西能勢口で下車して連絡通路を歩いていたら、街角インタビューをしていた多田小学校の子どもたちに呼び止められてしまいました。

 多田は多田神社くらいしか知らないので困ったなぁ~そうだ!と、長い間忘れていたことが瞬間的に蘇ったことに自分でも驚きました。

 それは、昔、お世話になった先生が誇らしく仰っていたことです。

 「川西の奥に住宅を開発するとき、街の名前の募集がありまして、「清和台」が選ばれたのですが、実は、それは私の母の命名でした」

 JR川西池田駅前に馬に乗った武者の銅像があります。それが、清和源氏。この街のシンボルなんです。

 と、子どもに教えてあげたら、すごく喜んでくれたけど、果たしてうまく発表できたかな?

 自分たちの街に誇りを持って欲しいと願います。

 

 

 歌劇場の緞帳の柄は女性的な優しい色です。ワクワク。

 

 

 その昔は、何回も同じ舞台を観るなんて、なんで?と思っていたこともありましたのに、今や、なんの不思議もなく観にいく私。

 今日は娘と娘の友達も一緒ですから、観劇後の感想も楽しみなことです。

 さて、残すところ3日で千秋楽を迎えるところまできた生徒さんたちは、さすがにお疲れが出てきて当然です。

 ラインダンスで足がもつれたり、歌の上手なはずの人の声がかすれたり。

 初回の緊張感とは違う場面を目にするところもあってドキドキしましたが、それが生きた舞台です。

 なにがなんでも宝塚の舞台に立ちたいという強い意志で、青春を舞台にかける若人に心からの声援を送ってきました。

 

 

 舞台の音楽に合わせて手拍子して拍手して、それは自分から彼女たちへのエールと思いきや、反対に彼女たちからもらうエネルギーでした。

 舞台は双方向のエネルギー交歓の場です。

 帰り道では、娘たちが次の押しを決めた!とはしゃいでいました。

 こうやって、はまっていくのが宝塚。

 つらいことやしんどいことが色々あるのが女性ですから、生活の中に、こういうささやかな楽しみが組み込まれるだけで、どれほど癒されることでしょう。

 男だってつらいんだよと、天国の渥美清さんの声が聞こえてきそうですが・・