こころあそびの記

日常に小さな感動を

練習帳

 

 夜明け前の空に、冬の星座。ふたご座の横には赤い火星があって、オリオン座の上には木星が、その北側にはカペラが光っています。

 と、ようやく、すらすら出てくるようになりました。

 こうなるまでに何年かかったことか。星座盤をどれほど照らし合わせたことか。そして、国立天文台の「今夜の星空」は、常に寄り添ってくれた伴侶です。

 

 

 ことほどさように、どんなことでも練習が必要です。特に、私のように頭の衰えた老人には鍛錬あるのみなんです。それでも、人並みにできないことが多くて・・

 

 

 『光る君へ』で、紫式部が書く仮名文字にうっとりしています。

 若い頃に、仮名文字をかじって、書道用具を買い漁っていた名残が写真に写るこれらの本です。

 左端のは「くずし字練習帳」です。ほとんど、まっさらでしたので一から練習していますが、まだまだ『光る君へ』の画面を読み取ることはできません。

 その理由は、古文というものを勉強してこなかったからだと、やっと気づきました。

 古い言葉を知らないから、文章の流れを読み解くことが出来ないのです。

 若いとき、さぼった結果がこうなのだと納得です。

 

 

 さっき、大学からの帰り道、カーラジオから「人間、人生のどこかで苦労するもんです」と、流れてきました。努力した分だけ力が発揮されるものだと。

 それは、受験まえの若人に向けての激励の言葉でしたのに、こんな年になった婆さんにも響くなんて。まだし残しがあるとはお恥ずかしいことです。

 

 でも、考えようによっては、まだ、やらねばならないことがあることは、明日を生きる力になります。

 今は、写真の真ん中の緑色の本、「つれづれ草」を模写して、紫式部たちが作った、きれいな色紙で綴り本を真似したいと思っています。

 私には道長様というパトロンがいないので、紙も墨も自分で調達しなければなりません。だから楽しみ。というのは負け惜しみかな?