
真っ白な酔芙蓉がいくつも咲く朝でした。
勝手なもんで、青空が広がっただけで、昨日の重苦しい自分はどこへやら。人間は自然と共に生きていることを実感できました。

ご覧になりましたか?
今朝の『ばけばけ』。
宍道湖の湖面に金色の道を作る夕陽に向かって、主人公のトキさんが祈るシーンがありました。
来るぞ来るぞ、という予想通り「四拍手」でした。出雲大社は「2礼4拍手1礼」ですものね。
そして、あの占いの場所は八重垣神社です。
JR松江駅から近いようですから、日帰りも可能ですが、残念ながら、もう恋占いとは縁が切れました(笑)
でもでも、行く予定のない場所でも朝ドラで巡って、心遊びができることは楽しいことです。

午後、仕事から帰ってきたら、だいぶ酔がまわってピンク色になった酔芙蓉が待っていました。
ところで、なんとかわかりやすい「老いの練習」方法はないものかと、いつも頭の片隅に置いているのですが、アホですから、上手く伝える方法が見つからずにいます。
今朝、雨戸を開けようとして、窓辺に積んであった本の中から、境野勝悟さんが書かれた良寛さんを手に取りました。
そしたら、帯の言葉に私の探し物が見つかった気がしたのです。

いちいち意味を求めない。
ひたすら感謝する。
目の前のことに集中する。
自由に生きる。
息抜きが大切。
どれもこれも、良寛さんファンの境野さんの集められた珠玉の言葉でしょう。
なぜ、良寛さんなのか。誰も彼もが彼のように早々と現世の生活を捨てることはできませんが、若くして到達点が見えた彼の求道心に感服いたします。
真面目に生きて苦しむのでは、何のための人生かわかりません。
そんな患者さんにいつもかける言葉は「パッパラパー」。肩の力を抜いて、適当に生きることで自由になれるなら、その方がいいに決まってます。