あてのない散歩。思いつくまま気の向くままに歩いて、あれっ?このままじゃ疲れすぎるよと思ったら、バスに乗ります。
幼稚園バスに乗ってる子供たちのように、つかの間の遠足気分が味わえます。
「 バスごっこ 作詞 香山美子
作曲 湯山昭
大型バスにのってます
キップをじゅんにわてしてね
おとなりへ(ハイ)おとなりへ(ハイ)
おとなりへ(ハイ)おとなりへ(ハイ)
おわりのひとはポケットに!」
我が家の子供たちはこの歌が大好きでした。家の中であっても歌いながら体を右へ左へくねらせて大笑いしたものです。
さて、緊急事態宣言が解けた町は、恐る恐る活気を取り戻し始めたようにみえます。
コロナ禍の間、市バスの運転手さんはどれほど仕事のやりがいをなくしたことか。通路にお客さんが溢れる日の復活を毎日毎日願われたことでしょう。それが身にしみておられる運転手さんの今日の案内の声は丁寧で明るくてマスクの下の笑顔が伝わってきました。みんなの足です。これからもお世話になります。
ところで、バス旅行というもう少し遠出ができるプランがあります。
集合場所にさえ間違いなく行ったら、後は連れて行ってもらえるところが、老体にはありがたいものです。
コロナ前には、結構な人気でしたのに今は見る影もなく落ち込んでいるのではと心配します。行きたくなるコース設計の旅行なら、きっと復活できるはずです。
ちなみに、私の一番は「熊野三山」で、次にあげるとしたら、「琵琶湖一周」です。
家族連れでは行きにくい、少し鄙びた場所にひとりで行けるバス旅行。秋のおすすめは、「湖東三山紅葉狩り」かな。鉄道で行って、周回バスに乗る方法もよいですね。
私が子供の頃は、バスガールが憧れの職業でした。大きくなったらバスガイドになりたいと思ったものです。
しかし、あっという間に、市バスにバスガールが乗らなくなって、ワンマンカースタイルになって、それも久しくなりました。
それでも、地域を結ぶにはバスほど便利なものはないから、バスは形を変えても走りつづけることでしょう。
運転手さんと声を交わす時代はよかったよ。降りるときにね、学生さんもおばちゃんも「ありがとう」ってね。あの頃が懐かしい・・なんて、無人バスの時代が近づいています。
コロナから解放された人がまず何をしたいかというと、旅に出たいはずです。
格安航空のピーチエアラインが5000円のガチャガチャの発売を開始したと言います。
さすが!コロナの間に策を練っておられたのですね。
当たっても当たらなくても、行き先がどこであっても、そのガチャガチャを買おうという人は夢を手にしたい一心でありましょう。
さぁ、動き出しました。
遠くは無理でも、地元の4つ5つ先の停留所までバス旅行してみませんか。ターミナルまで行って、引き返してくるという手もありますよ。
小さな冒険が心を養ってくれます。