こころあそびの記

日常に小さな感動を

雨水

本日13時13分に二十四節気「雨水」に入りました。 「雨水」とは、今まで降った雪が溶けて水となり、今からは雪が雨に変わって降るという意味らしいですが、週末からは寒の戻りが予想される由。 それに、毎年のように、3月初めに名残雪が舞いますから、これ…

チキンラーメン

ベニカナメモチ。こないだまでくっついていた赤い小さな実が足下に落ちて、代わりに、赤い新芽が出ていました。 季節の巡りをキャッチして、スムーズに世代交代する植物の賢明さを思う朝でした。 キジバト。 「夕方にこのホーホーという鳴き声を聞くと悲しく…

第11回花梨の会

春爛漫まで、あとひと月というところまで来ました。 三寒四温で体調を崩さないよう注意が必要です。活動と休息のバランスを春仕様に徐々に変えてまいりましょう。 その変換に欠かせないのは、自然の観察です。 七十二候に見られる各候の言葉も参考になりそう…

役立て牛糞!

トカラヤギのルイ君と会えた日に、飼い主さんから聞いたお話です。 お話ししている間も、ルイ君は生えている草をおいしそうに次々もぎ取って食べていきます。ヤギは牛と同じように反芻すると教えてもらいました。 牛糞がなぜ肥料として優れているかというと…

雨の観梅

曇天の朝。庭の梅が満開になっていました。 晴れてる日の梅もいいけれど、春雨に濡れて静かに咲いている梅の風情も、この年になってようやく味わえるようになりました。 梅は大陸から伝来した花です。それは、umeという発音から明らかだと、ものの本には書い…

関西本線に乗ろう

孫娘が母親と一緒に何やら忙しそうなことです。 今日はバレンタインデー。 この習慣が入ってきたのは1950年代らしいですが、定着したのはずっとあとでした。ですから、こんな作業もせずじまいに学生を終えられたことは幸運だったと思っています。もし、その…

『西田俊英展』in NAGOYA

突然、名古屋へ行こうと決心させたものは、『西田俊英展』でした。 去年、NHKの巨樹番組で何度か放映されたようですが、私が観たのは『日曜美術館』でした。 今日、ハードディスクに残していた録画をもう一度ゆっくり観て、やっぱりいいなぁと感じています。…

ミステリーツアー

さて、皆さん。この切符。どこ行きの切符でしょう。 そうです。 経由のところに、”関西・東海道“という印字があるように、以前から乗ってみたかった関西本線に乗る旅です。 箕面を始発で出発して、名古屋まわりで東海道本線に乗って戻ってきます。 それを、…

あまつかぜ

一日遅れになってしまいましたが、昨日は陰暦のお正月で新月でした。中国では春節祭のお休みが始まっています。 数字の羅列だけを追う現行暦にくらべて、月の満ち欠けベースの陰暦は生活にリズムを与えるには最適なように思えます。 近頃は、陰暦カレンダー…

万博公園探鳥会

この写真の大通り。子供が小学生だった頃を思い出します。 広い園内で迷子になりそうになったら、この通りを探したものです。私にとっては、頼りになる並木通りでした。確か、落ち葉は大きかったような。春になって葉っぱが出揃ったら、木の名前を調べに来て…

空のなぎさが見える日

万人が春の訪れを感じる一日でした。 雲が流れる青空を背景に、木々の先端が囁いている様子が見える。そんなふうに読み取った三好達治はすごい人です。 「いづこより遠く来りし旅人は 冬枯れし梢のもとにいこひたり 空のなぎさにさしかはす 梢のすえはしなめ…

薄氷張る

まさしく薄氷が張る朝でした。 立春過ぎの寒さを余寒といいます。この頃になると、春気分が心を急かし始めて、ややもすると春ファッションを先取りしたくなります。 しかし、ちょっと待って! 皮膚の防衛機能は徐々に春仕様に変更を始めたばかり。その防衛は…

「あたりまえに来ると思うなこの一日」

冬の間、山茶花の隣で蕾をいっぱいつけていた寒椿が、満を持して開き始めました。 聖天展望台に向かう山道にある藪椿の開花も待ち遠しいことです。できることなら、その日に立ち会えますように。 なんだろう。蕾が天に向かって立ち上がっています。こぶしか…

珠洲の現状

ルンルンで散歩から帰ってきて『あさ8』をつけたら、名古屋市在住の大河内元喜さんが、珠洲市から現状を報告されていました。 画面からは、とても発災から1ヶ月が経過したとは思えない現状が伝わってきました。 そう言えば、同じ感想を職場で耳にしたばかり…

氷雨

外は氷雨。 テレビニュースで滋賀県守山市の菜種畑と雪を被った比良山が、今だったら一緒に見られると報じていました。 電車に乗ってどこ行こう?と、いつも思ってる私には格好のネタを頂戴しました。お天気が良くなったら新快速で行ってみたいです。 仕事帰…

立春大吉

昨日の午後、近くの氏神さまで挙行された豆まきに行ってきました。 毎年のことなのに、参加したことは皆無。何事もえいっ!という気合いが必要ですね。 小さな氏神さまの豆(魔滅)まきは、みんなの笑顔で埋まっていました。それも無垢の笑顔です。 豆をもらう…

市軸神社

目覚めて温度計を見たら3度。なんだ、寒くないやんと散歩に出ました。 今日は節分。 明日から始まる新年のために厄払いをする日です。 昼からは氏神さまにお参りするとして、まず朝日を拝むことに。 重たい雲に阻まれていたからこそ、こんな光芒が見られたこ…

トカラヤギのルイちゃん

きのうは、午後からグッと寒くなりました。わんこと散歩に出たものの、指の先まで痺れる寒さに尻尾を巻いて家に戻ったら、「どうしたん?早いやん」と家人に言われて照れ笑い。 強い北風に天空の塵が吹き飛ばされて、冬の星が冴え冴えと煌めく夜空でした。 …

伊予柑の思い出

みかんの王様といえば温州みかん。出回り始める秋には運動会のお供に、寒くなれば家族が集まる炬燵には必ずある果物でした。 染まるほど食べし若き日蜜柑むく 稲畑汀子 蜜柑を食べ始めたら止められないのは、物のなかった時を経験した年代の証でしょうか。今…

春を呼ぶ雨

今朝、富士山頂付近に傘雲が見られたと、ウェザーニューズが伝えていました。 傘雲が現れたら天気は下り坂。大阪でもあと半時もすれば、雨が降り出すようです。 春を待つ生物にはありがたい雨が降って、時には雪になって、季節は巡ります。 日曜日に千秋楽を…

共鳴

今週末には節分を迎えます。 近くの神社では、毎年、豆まきとおぜんざいの接待があります。それは、高齢の氏子さんたちの存続にかける心意気のおかげだと思っています。 地域のお祭りは、その土地に住まう者に安心感を根付かせる役割も担っているように思え…

書と和服と

ボケの花は、梅にも桜にもない優しさがあります。春先の不安定な心を慰めてくれる花の色です。 大河ドラマ『光る君へ』はご覧になっていますか? 先週までは、吉高由里子さんを使うのだから、もう少し派手やかさが欲しいと愚痴っていましたが、昨晩は彼女の…

梅の開花予想

お寝坊しても、まだ有明の月が西の空に残っている季節とはありがたいことです。 満月から二日目ですから立待ち月。 コーヒーを淹れて、もう一度外に出てみたら、淡いピンク色に染まった雲間に漂うお月さまが見られました。 今日は水月公園に梅の様子を見に行…

朝の遠足

冬枯れの大阪城公園。朝早くから沢山の観光客とすれ違いました。聞こえてくる言葉はほとんど韓国語です。今からどこを巡られるのかな。多分、大阪を出て、京都や奈良へ向かわれるのでしょう。 今朝のお堀には、キンクロハジロと、 オオバンがいました。 どち…

鴛鴦

今日はこれ一択です! ハートをズキューンとやられました。 鴛鴦(オシドリ)の群れに出会えた幸運。 ちょっとひいて見ると、こんな感じ。携帯しか持っていなかったので、この感動をうまく伝えられませんが、Instagramに動画を上げましたので、お暇がおありで…

「吾唯足知」

寒さで体も心もシャキッとする朝でした。こんな日こそ歩こうと思う人もおられるのではないでしょうか。私もその一人。 仕事場へ歩いて出発。六甲山の山襞の一つ一つがきれいに見えていたので、神戸に誘われている気がしました。残念。仕事がなかったら、そち…

そを見つつ共に行く

昨日の夕方、犬の散歩に出た時のこと。 西の空に異変を感じて見やると、大げさではなく六甲の山が燃えているような炎の光景がひろがっていました。 たまたま坂道を下ってきた方に、 「きれいですね」と話しかけたら、「こんな寒い中、出てきたんやから、ひと…

まんぷく

寒波襲来予報。起きた時より通勤時の方が寒くなっていたように感じました。 仕事を終えて、阪大図書館に本を返却するために寄りました。 ちょうど、お昼どきを少し過ぎたところでしたので、学食は部外者も利用できる時間です。 そうだ。学食に行ってみよう。…

歳寒三友

きのうは、月齢9.6。月の出はお昼でしたから、宵には空高く輝いていました。 その明かりが周りの雲を輝かせている一瞬が見られたのは幸いでした。その後、雲は流れてぽつんと取り残されたお月様。あのお月様に日本のロボットが月面着陸したというニュースが…

ありがとうございました

きのうから二十四節気の「大寒」に入りました。ということは、あと半月で「節分」がやってきて、その翌日は「立春」です。 ちなみに、一年に四回ある四立(立春、立夏、立秋、立冬)前のそれぞれ18日間が土用とされます。次の季節に向けての準備期間です。 今…